上沢博之
2015年7月12日14時30分
東京都心に海水浴場を復活させる取り組みが本格化している。NPOが海水浴の体験イベントを開いてきた葛西海浜公園(江戸川区)では今年、顔を海面につける「顔つけ」を解禁。東京五輪のトライアスロン会場になるお台場海浜公園(港区)でも、泳げる海をアピールする催しがある。
葛西海浜公園でのイベントは、東京湾の水質浄化に取り組む地元のNPO法人「ふるさと東京を考える実行委員会」が都の許可を得て開催。2012年に2日間、13年に13日間、昨年は20日間と開催日数を増やした。昨年は約1万8千人の親子連れらでにぎわったが、これまでは「顔を海面につけない」という条件付きだった。
「顔つけ」が解禁されたこの夏は7月18日に「海開き」し、土日祝日と8月10~14日のお盆期間の計20日間、体験イベントを開く。都は社会実験と位置付けて今年から運営に加わり、安全策や運営体制、利用者のニーズなどを検証する。有料の更衣室やシャワーなども設ける予定だ。
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