任天堂社長の岩田聡(いわた・さとる)氏が11日午前4時47分、胆管腫瘍のため京都市内の病院で死去した。55歳だった。連絡先は同社広報室。告別式は17日午後1時から同市左京区岡崎天王町26の岡崎別院。喪主は妻、佳代子さん。葬儀委員長は同社専務、竹田玄洋氏。後任は未定という。
北海道出身。東京工業大学卒業後、ゲームソフト開発会社「ハル研究所」に入社し、1993年に同社社長に就任。人気ソフト「星のカービィ」を生み出すなど活躍した。
同社を再建した手腕を買われ、2000年に任天堂に入社し、02年に当時社長の故・山内溥氏の後任として42歳で社長に就任した。携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」や家庭用ゲーム機「Wii」の開発を主導した。
岩田聡、ニンテンドーDS、竹田玄洋、任天堂、ハル研究所