シャツだからといって、ドレスモードではありません。ボタンダウンはカジュアルシャツの類。大事な場面で間違えないようにご注意を!

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ブルックスブラザーズが生み出したことで知られるボタンダウンシャツ。ちなみに本家ではポロカラーシャツというのが正式名称です。衿羽根の先端にボタンが付けられていて、衿がぴらぴらしないようになっています。ネクタイ結ぶとき、ちょっとめんどくさいですね。その由来は……(以下略)。ネット検索してみてください。

このボタンダウンシャツ、ドレス用のシャツではありませんので、フォーマルな席に着て行ってはいけません。冠婚葬祭はもちろん、本来はビジネススタイルにもNGです。ポロシャツからアロハシャツまでOKという寛大なドレスコードを有する日本のクールビズ下では許されるかもしれませんが、海外出張に着ていってしまった暁には、現地で商談がご破算になってもいたしかたありません。特にイギリスをはじめとするヨーロッパでは、ドレスコードにうるさいビジネスエグゼクティブはいまも少なくありません。ましてやアメリカ生まれのボタンダウンシャツ、進取の象徴と支持する人がいる一方で、保守的で厳格なビジネスジェンツの中にはアンチもいることをお忘れなく。

白無地のものでも衿羽根にボタンが付いているポケット付き、前立て付きのカジュアルシャツ。言ってみれば白地のネルシャツを着て会社に来ちゃいましたというようなものなのです。故ジョン・F・ケネディ第35代アメリカ大統領は、執務のときはボタンダウンシャツを決して着なかったそうですよ。 (撮影:石井幸久)

【メンズファッションガイド:池田 保行】