TBS系列の某番組で野球評論家の張本勲氏がサッカー女子日本代表のなでしこジャパンに苦言を呈したという事件が起こりました。これはもはや事件です!内容としては「5点はコールドゲームと一緒」という発言や「若手をもっと出すべき」などと独自の考えを展開。この事件について少しばかり物申したいと思います。
「カズ事件」で学ぶことがなかった張本勲
張本勲と言えば以前もサッカーのことについての意見をして物議を醸しだしたことがあるのを覚えていますでしょうか?
以前も書きましたが、そもそも野球評論家がサッカーについてあたかも知ったように発言するのはどうかと思います。
張本氏は佐々木則夫監督の「信念」知ってるんですか?
なでしこジャパンはベテランが多いのでもっと若手を使うべきだと佐々木則夫監督を批判。
比較対象として挙げられた例が「フランスW杯、カズ、北澤メンバー外事件」でした。
当時の日本代表監督の岡田武史氏に賛美。「信念を貫いた。」ということを仰られました。
はぁ~!?なんだそりゃ!?
と思わず言ってしまいたくなるコメントです。
そもそもフランスW杯でカズ、北澤を外し、城をエースとしたところで結果は出たのか!?三戦全敗だぞ!!結果出てから言えや!
そして「信念」というのは若手を使うことが「信念」なのでしょうか?
私は佐々木則夫監督の信念が何なのか知りませんが、「W杯で連覇」、「結果出す」ことの方が「信念」に近いと思います。それだからこそ澤や近賀、大野を招集したのではないですか?
サッカーだって野球だってチームスポーツです。フィールドでプレーしている選手だけが大事ではなく、ベンチにいる選手、スタッフもできることはあります。
特にベテランはチームの雰囲気の盛り上げ方、若手へのアドバイスなど「経験」を豊富にしている分、チームへの貢献度も計り知れないものがあると私は思います。
5点はコールド負けと一緒
この発言にも相当違和感を覚えました。「5点はコールドゲームと一緒ですよ。」という発言。
野球とサッカーはちげぇんだよ!!
と思わず言ってしまいたくなるコメントです。
点差は3点ですし、何しろピッチに立っている選手に失礼過ぎます。5点取られてもゲームが終わらないのがサッカー。力の差があったとしても張本氏の発言は「試合を途中で終わらせて帰れ」と言ってるようなもんだろー!?おかしくないかー!?
03-04のCL決勝でリバプールが起こした「イスタンブールの奇跡」などは3点差を後半に一気に逆転するというゲームもサッカーではあるくらいです。野球にだって98年甲子園での横浜高校VS明徳義塾高校は6点差からの大逆転があったではないですか!!
・・・と色々物申したくなりますが、ある意味このような視聴者をイライラさせるようなコメント、発言で視聴率を稼ごうという魂胆であればTBSの勝ちですね(笑)
サンデーモーニング 張本勲がカズに引退勧告 サッカー嫌い!? - YouTube
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