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あれこれやそれこれ

ネットの世界に一筆啓上仕り候

いじめもセクハラも少しづつエスカレートしていく件

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岩手県の中学生の自殺の話をニュースでやっています。生徒からのSOSはたびたび先生にあったのにまともに対応をせず、結局生徒は自殺してしまいました。

いじめた生徒がもちろん悪い。でもいじめを見逃した人も悪い。目の前でいじめられている人を目の前にしてなぜ何もしないんだろう、そう思います。

 

いじめももちろんそうですが、会社でのセクハラやモラハラ、電車やバスでの痴漢についてもある法則があります。

加害者は軽微な方法で相手にアクションを起こし、相手の出方を伺いながら行動をエスカレートさせる、ということです。

 

たとえばセクハラ。
会社の部長AはB子さんを気に入ったとします。

  1. 声をかけてみた → 愛想よく返事が来た
  2. 髪型や容姿について声をかけてみた → 特に大丈夫そうだ
  3. たまたまを装って髪を触ってみた → 大丈夫そうだ
  4. 肩や腕にタッチしてみた → 大丈夫だ
  5. すこし卑わいな言葉をかけてみた → 平気みたいだ
  6. 執拗に触ってみた → 少し嫌がってるみたいだけど大丈夫かな

このように軽微な段階からエスカレートすることが多いです(人材派遣会社勤務時にセクハラ対応を多く経験しました)

B子さんに「なぜもっと早くセクハラを受けたって言わなかったの?」と質問をすると「どこからがセクハラか自分で判断できなかったから」といいます。

じゃあセクハラの定義はなにか。

女性が【されたら嫌だと思う行動、言動があった】と思った時点でセクハラです、ということ。

同じく、いじめの定義はなにか。

いじめられてる子が【されたら嫌だと思う行動、言動があった】がいじめ。

 

いじめもセクハラも「嫌だな」と思った時点で手を上げること、その上がった手を早く誰かが掴んであげること、それが大事なんだと思います。今回のいじめで自殺してしまった子供が上げた手を誰も掴めなかったことが残念でなりませんよ。