任天堂の岩田聡社長が11日午前、胆管腫瘍(しゅよう)で亡くなった。55歳だった。

 岩田社長はゲームソフト開発会社のハル研究所などを経て、2000年に任天堂に入社。任天堂を一大ゲームメーカーに育てた故・山内溥氏の後を継いで、02年に社長に就いた。世界中で大ヒットしたゲーム機「ニンテンドーDS」や「Wii」の開発、販売などで同社を発展させた。

 昨年、体調を崩して入院した。その後に復帰し、今年6月の株主総会でも議長を務めたが、その後に病状が悪化した。