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噴火口、巨大洞窟、氷穴。ドローンがとらえた迫力の映像集

普段カメラが入れない世界のさまざまな場所を、ドローンで撮影。その驚くべき映像の数々をご紹介。

 
 
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TEXT BY DANIEL CULPAN
TRANSLATION BY TAKU SATO/GALILEO

WIRED NEWS(UK)

通常のカメラでは入れない場所にドローンが潜入して撮影した魅力的な動画を、以下に紹介しよう。

ヤスール火山の火口

南太平洋のバヌアツ領タンナ島にあるヤスール火山を、DJI社製クアッドコプター「Phantom」が撮影した。

ヤスール火山は標高361mで、「世界で最も火口に近づける活火山」として有名だ。驚くことに、ドローンは溶けなかったため、噴き出す煙や沸き立つ溶岩の荘厳な風景をとらえることに成功している。

(関連記事)「アイスランド噴火」、GoProを載せたドローンが至近距離で撮影

迫力満点の屋内ドローンレース

カーアクション映画『ワイルド・スピード』風のこの動画は、オーストラリアのメルボルンで開催されたドローンレースの様子を、アドレナリンが噴出しそうな迫力ある映像で見せてくれる。

このハイテクスポーツ大会は、市内の使われなくなった倉庫や工場で行われており、参加チームは自分たちのドローンを飛ばして競い合うのだ。

世界最大の洞窟

ヴェトナムにあるソンドン洞は、全長が約9kmもある世界最大の洞窟のひとつだ。1990年に初めて発見された洞窟だが、驚くのはその大きさ。内部に高層ビルを建てたり、ボーイング747旅客機を停めたりできるほどである。

米国の写真家リヤン・デブートがドローン「Phantom 2」を使って撮影したこの動画には、地表から約180m降りた場所にある見事な深緑のジャングルに、太陽の光が差し込んで地面をほのかに照らす様子がとらえられている。

建設中の地下鉄

ロンドンでは、街の東西を結ぶ鉄道路線のクロスレールの建設が進められている。この路線は2018年に開業する予定で、年間2億人の乗客を輸送する予定だ。

総延長は118kmに及ぶが、全区間のうち42kmは地下を走り、すでに巨大なロンドンの地下鉄網に接続される。BBCのカメラマン、ジョン・ボントフトは、米GoPro社のカメラを取り付けた米DJI社製クアッドコプター「Phantom 2」を使って、埃っぽい地下の迷路のようなこのトンネルに、いままでにない方法で潜入することに成功した。

放棄されて冠水した採石場

この動画は、放棄されて冠水した採石場を上空から撮影したものだ。いちばんの見どころは、水没したまま錆びついたクレーンや掘削機といった建設重機の間近に迫った映像で、救われることなく海に沈んだというアトランティス大陸の伝説を思い起こさせる。

アラスカの氷穴

この興味深い動画は、米DSLRPros社の「Ultimate Kit」がアラスカの氷穴を飛行しながら撮影したものだ。

氷河や氷結した頂から、そのはるか下にある凍てついた美しい洞窟までをとらえている。世界で最も人里離れた場所にある、見事な自然の驚異を間近で見られる。

ドローンでの撮影は、わたしたちに驚くべき機会を提供してくれるのである。

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