Twitterやめますか？ 人間やめますか？

このサイトに訪れる人はおそらく大多数が何らかの形でTwitterを利用していることと思います。
Twitterとは何ぞや？という人も中にはいるかもしれませんが、そういった方向けにTwitterとは何かを簡単に説明しますと、「合法」かつ「無料」で「依存性の強い」電子ドラッグの一種です。
Twitterには強い依存性があり、現在Twitterを利用している100％のユーザーがTwitterをやめていません。
また、無料な上にメールアドレスさえあれば簡単に登録できてしまう参入障壁の低さから、今もなお魔が差してTwitterに手を出す無知な人々が後をたちません。
私はこの問題を非常に憂慮しており、これからTwitterを利用しようと思っている方、また、今現在Twitterを利用している方のために、この合法電子ドラッグがいかに危険かを伝えていきたいと思います。

「クラスタ」依存

Twitterにおけるオープンなコミュニケーションは、基本的にReply（返信）とReTweet（再配信）によって行われます。
また、ある程度Twitterに慣れてくると、よくReplyを送り合ってコミュニケーションを交わす層が絞られてくるため、自然と「クラスタ」というものが出来上がります。
「クラスタ」とは、言わばTwitter上で自然形成されたゆるいコミュニティのようなもので、私の周辺には、WEB業界で活動しているデザイナーやクリエイター同士がフォローし合って作られる「WEBクラスタ」や、ネタpostを投稿し合う「ネタクラスタ」などが存在しています。
また、「女装クラスタ」「オタククラスタ」などのニッチなクラスタも存在しており、重度のTwitter中毒者はその中で日夜コミュニケーションを繰り返しています。
この「自分と気が合う人」「共通の話題で盛り上がれる人」によって形成された「クラスタ」というものは非常に厄介で、容易に共感や評価を得ることができるため、自然と「もっと話したい」という気持ちが強くなります。
これはネトゲ廃人が生まれるプロセスと酷似しており、一般的に「コミュニケーション依存症」や「インターネット中毒」と呼ばれるものと同様のものです。

「ゆるい繋がり」ではない

よく、「Twitterはゆるい繋がりだから、mixiのようにコミュニティやマイミクに縛られることもなく気軽に使えば良い」などといった意見を目にします。確かに、Twitterは他のSNS等と比べて、友人関係を比較的手軽に構築することができます。フォロワーとの関係は（便宜上では）ゆるい繋がりであり、気に入らなければボタン一つで即アンフォローすることも出来ます。
その手軽さから、早い段階で自分にとって居心地の良いTL（タイムライン）を構築できることも、Twitter中毒に陥りやすいポイントの一つですが、ここにも一つの罠があります。
「嫌になったら気軽にアンフォローできる」という利点は、裏を返せば「嫌われたら簡単にアンフォローされる」ということであり、クラスタに属したが最後、その不安感はおそらく常についてまわることになるでしょう。
そうして、知らず知らずの内に「ゆるい繋がり」は強固な同調圧力を持ち始めるのです。

「非リア」など存在しない

Twitterでは「リア充爆発しろ」などの発言をよく目にします。
これは「リアルが充実している人間はどうか爆発して頂けますでしょうか」という意味で、要するにやっかみです。
ネット中毒者は大体が現実社会でのコミュニケーションが下手くそな、いわゆる「非リア充」ですので、大手を振って「リア充」を攻撃できる場が用意されていると、堂々と上記のような発言をします。
特にTwitterでは、下記のような「自分は非リアです」アピールによって傷の舐め合いを促進する「非リアクラスタ」などといったものも存在します。

しかし、これも大きな罠の一つなのです。
あなたのような本物の非リア充がこのような発言を目にして親近感を抱く傍ら、発言者は目もくらむような充実した日々を過ごしています。
実際にこの発言をしたユーザーは、週末は仲間とクラブ、動物園、バーベキューなどのイベントに参加したり、平日でもTwitterで知り合った知人と飲みに行くなど、いわゆる「リア充」な日々を過ごしています。
Twitterには非リア充などほぼ存在しません。この「君の仲間はここに大勢いるよ」という安心感によって、元来リアルが充実していなかった人々はより一層Twitterに依存し、現実に引き返せなくなっていきます。

リアルなコミュニケーションへの弊害

Twitter中毒が深刻化してくると、いついかなる時でもTLの動向が気になり出します。
特に、就業時間であるにも関わらずTwitterをしている人々などはその典型で（この例からも、Twitter中毒者が大量に存在することがわかります）、スマートフォンを所持している場合は更にその傾向が強まります。
Twitter利用者ならば、「オフ会なう」「飲み会なう」などといった発言を1度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

こうした発言をするようになると危険信号です。
これがTwitterで集まったオフ会であれば、ある程度は許容されるでしょう。しかし、その環境に慣れてしまった深刻なTwitter中毒者は、会社の飲み会やTwitterとは何の関係もない合コンなど、ありとあらゆる場でふとTLを確認するようになります。
考えてもみてください。もしもあなたが男性で、合コンの場で相手の女性がずっと携帯をいじり続けていれば、「ああ、この子退屈してるんだな」とがっかりするのではないでしょうか。
あまつさえ、「メールでもしてるの？」と訊ねて「mixi見てる」などと返答されたらどうでしょう。あなたとの会話はマイミクの日記以下と認定されているも同然です。これは精神的にくるものがありますね。
これはTwitterでも同じことが言えます。Twitter中毒者の何気ない行動で、一人の人間がプライドを傷つけられ、自信を無くし、対人恐怖症に陥り、仕事でミスが続くようになり、クビを宣告され、引きこもりニートと化し、樹海に沈むことになるのです。かつてこれ程までに他人を不幸に陥れるドラッグがあったでしょうか。

更に危険な「変態性」

更に、Twitterには人の変態性を刺激する作用があると言われています。
俗に「変態クラスタ」と呼ばれるごく一部のユーザーの発言はRT等で拡散される傾向が強く、それを目にした一般ユーザーが「このくらいの変態発言は許されるんだな」と誤解してしまうことで、徐々に発言の変態性が強まっていくのです。
Twitter中毒が進行するとTLと現実の認識が曖昧になっていきますので、リアルで聞くに耐えない変態発言をしてしまうケースが後を断ちません。

（※当サイト及び私自身は常識人ですので、見るに耐えない変態発言にはモザイク処理を施してあります）

こうなってしまったが最後、世間から白い目で見られる変態様として生きていく以外の道は望めません。
おそるべきことに、こうした変態発言はTwitter上では当たり前のように横行しており、あなたの常識を日夜おびやかしているのです。

あなたはそれでもTwitterを利用しますか？

今回取り上げたのは、Twitterの負の一面の、それもごく一部でしかありません。
スパム業者の侵略、SEO業者との血で血を洗う戦争、BOTによる人類粛清計画…等、Twitterには知られざる闇が大量に存在しています。
あなたはこの事実を知って、それでもなおTwitterを続けますか？

Twitterやめますか？ 人間やめますか？

※ 当記事はフィクションです。実在の人物、団体等とは一切関係ありません。