数学の歴史は人類の知性の歴史とともにはじまり、その蓄積には膨大なものがあります。その一方で、数学は現在もとどまることなく発展し続け、その適用範囲を広げながら、内容を深化させています。
「数学探検」、「数学の魅力」、「数学の輝き」の3部からなる本講座で、興味や準備に応じて、数学の現時点での諸相をぜひじっくりと味わってください。
数学には果てしない広がりがあり、一つ一つのテーマも奥深いものです。本講座では、多彩な話題をカバーし、それでいて体系的にもしっかりとしたものを、豪華な執筆陣に書いていただきます。
十分な時間をかけてそれをゆったりと満喫し、現在の数学の姿、世界をお楽しみください。
5月24日発売
山崎隆雄 著 256ページ・本体価格 2,500円
6月26日発売
河野俊丈 著 208ページ・本体価格 2,500円
7月10日発売
田崎博之 著 184ページ・本体価格 2,500円
※書名などは予告なく変更される場合があります。
5月24日発売
髙信 敏 著 320ページ・本体価格 3,200円
別巻「激動の20世紀数学」を語る(猪狩 惺,小野 孝,河合隆裕,高橋礼司,竹崎正道,服部晶夫,藤田 宏 著)
※書名などは予告なく変更される場合があります。
5月24日発売
鈴木 貴 著 272ページ・本体価格 4,000円
6月11日発売
今野一宏 著 272ページ・本体価格 4,000円
6月25日発売
浦川 肇 著 352ページ・本体価格 4,300円
6月26日発売
大槻知忠 著 288ページ・本体価格 4,000円
※書名などは予告なく変更される場合があります。
数学者の仲間とはなすと,若い頃に読んだ数学書に思い入れを持つ人に多く出会う。
時代が進み移るにつれて,新しい魅力的な書物が現れ,新しい人を数学の道に誘っていく。同時に古くからの書物も長く愛読される。
本が売れないという時代にもかかわらず,新しく大規模な数学書のシリーズがまた生まれると聞いて,とても嬉しくまた楽しみにしている。
読みふけって幸福な長い時間を費やす人がまた現れるに違いない。
今ほど,数学が身近な時代はない。
インターネットによって情報が運ばれ,その情報が数学のロジックによって日常生活に活かされる。数学は社会を支え,社会は数学に新たな展開を求める。
双方向の関係性は数学の大きな面白さである。それと同時に,数学の自己完結した美しい世界は何とも魅力的である。
本叢書の「数学探検」で自分の感性にあった数学を発見し,「数学の魅力」で数学の作法を習得し,「数学の輝き」で数学の優美を堪能できると期待している。
入門編では,まず話題の幅広さが圧倒的である。一般に馴染みのある初等整数論や,高校で初歩を学んだ微積分と線形代数をベースに,少ない予備知識でさまざまな方向に読み進められる。数学に馴染みのない人が全体を見渡したり, 不得意な分野を勉強したい人がそこを垣間見たりできるのは素晴らしい。さらに次の段階では,読者の基礎知識にあわせて,学部,大学院レベルまで掘り下げる。これだけ広い分野を深くカバーしている著者層の厚さは圧巻だ。