12日放送の「新報道2001」(フジテレビ系)に元東京都知事の石原慎太郎氏が出演し、国際オリンピック委員会(IOC)への恨み節を口にした。

番組では、新国立競技場をめぐる問題を取り上げ、東京五輪の“混乱”の原因を探った。石原氏は、オリンピック招致の口火を切った張本人として出演し、IOCに対する思いなどを語った。

石原氏は、オリンピックの招致に1度失敗するも、「1回付けた松明の火を消しちゃいかん」との思いから再チャレンジを決めたのだと当時を振り返った。

だが、都知事を“嫌で”辞めた理由のひとつが「オリンピック招致」だったことも告白。番組では「あんな招致運動は乞食」だと言い切ったのだった。

石原氏は、招致運動を思い起こしながら「IOCを構成しているヨーロッパの白人どもは実に傲慢で勝手で、競技のルールを勝手に変えるし、まったく裏工作があって、そりゃ言いたいことはいっぱいありますよ」と問題が多かったことを匂わせ、「とにかく汚いよそりゃ」と顔をしかめた。

また、日本オリンピック委員会(JOC)については「おどおどしているだけ」「何も権限がない。実力もない」とバッサリ。さらに「今の担当大臣は小物すぎる」と五輪準備を担当する下村博文文科相や遠藤利明五輪相を批判するなど、「石原節」を炸裂させていた。

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