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逮捕の父親 「妻が見送らなかった」供述
7月7日 18時14分

逮捕の父親 「妻が見送らなかった」供述
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6日、大分県杵築市で住宅が全焼して、子どもとみられる4人の遺体が見つかった事件で、放火の疑いで逮捕された父親は、火をつけたきっかけについて、「単身赴任先の広島県に戻る際、妻が見送らなかった」などと供述していることが、警察などへの取材で分かりました。警察は、父親がこのあと突発的に火をつけたとみて調べています。
6日未明、大分県杵築市で住宅が全焼し、子どもとみられる4人の遺体が見つかった火事では、父親で海上自衛官の末棟憲一郎容疑者(40)が自宅に火をつけたとして放火の疑いで逮捕され、7日午後、身柄を検察庁に送られました。
火事のあと、長女の悠佳梨さん(14)と次女の真由美さん(7)、それに四男の雅祐くん(9)と五男の滋くん(5)の行方が分からなくなっていて、警察は、死亡したのはこの4人とみて調べています。
警察によりますと、末棟容疑者は単身赴任先の広島県江田島市から杵築市の自宅に毎週末のように車で帰り、日曜日の深夜に広島に戻っていたということです。
これまでの調べで、末棟容疑者は「妻とのやり取りでかっとなって、1階で油をまいて火をつけた」と供述しているということですが、火をつけたきっかけについて、「単身赴任先の広島県に戻る際、妻が見送らなかった」などと供述していることが、警察などへの取材で新たに分かりました。
1階の焼け跡からは灯油とみられる成分が検出されているということで、警察は、単身赴任先に戻る際の妻とのやり取りをきっかけに突発的に火をつけたとみて調べています。

文書で届け出せず勤務地離れる

海上自衛隊によりますと、逮捕された海上自衛官の末棟憲一郎容疑者は、広島県江田島市にある部隊で隊員たちを指導する「教務班長」を務めているということです。階級は幹部に当たる一等海尉で、勤務態度に特に問題はなかったということです。
家族と離れ、勤務先のある江田島市に単身赴任していましたが、この土日は休みを利用して大分の自宅に帰っていたということです。
海上自衛隊によりますと、勤務地を離れて遠方に外出する場合は文書による届け出が必要ですが、末棟容疑者からは提出されていなかったということです。

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