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中国 弁護士拘束 批判押さえ込むねらいか7月12日 13時07分
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中国各地で人権問題などに取り組む弁護士などが相次いで当局に拘束されるなどしたことについて、中国国営メディアは公安省が弁護士らを「社会の秩序を乱した疑いのある重大犯罪グループ」だとして、摘発したと伝え、政府に批判的な活動を押さえ込むねらいがあるとみられます。
中国では今月9日以降、北京の著名な女性弁護士、王宇氏をはじめ、各地で人権問題などに積極的に取り組む弁護士や弁護士事務所で働くスタッフなどが当局に拘束されたり、一時的に連行されたりしていて、関係者によりますとその数は50人を超えるということです。
これについて12日、新華社通信などは国営メディアとして、初めて伝えました。それによりますと今回、中国公安省の指揮で摘発が行われたとしたうえで、王氏らが所属する弁護士事務所について「2012年7月以降、40余りの敏感な事件を画策してあおって、社会の秩序を乱した疑いのある重大犯罪グループだ」としています。さらに「真相を知らない人たちなどの政府に対する不満を扇動した」と批判し、王氏や事務所の弁護士らを刑事事件の容疑者として拘束したと伝えています。
中国では、人権活動に取り組む弁護士や活動家は政府に不満や憤りを抱える人たちから多くの支持を集めています。今回、公安省が弁護士などの大規模な摘発を行ったと伝えることで、政府に批判的な活動や一般の人たちの権利擁護を訴える活動を押さえ込むねらいがあるとみられます。
これについて12日、新華社通信などは国営メディアとして、初めて伝えました。それによりますと今回、中国公安省の指揮で摘発が行われたとしたうえで、王氏らが所属する弁護士事務所について「2012年7月以降、40余りの敏感な事件を画策してあおって、社会の秩序を乱した疑いのある重大犯罪グループだ」としています。さらに「真相を知らない人たちなどの政府に対する不満を扇動した」と批判し、王氏や事務所の弁護士らを刑事事件の容疑者として拘束したと伝えています。
中国では、人権活動に取り組む弁護士や活動家は政府に不満や憤りを抱える人たちから多くの支持を集めています。今回、公安省が弁護士などの大規模な摘発を行ったと伝えることで、政府に批判的な活動や一般の人たちの権利擁護を訴える活動を押さえ込むねらいがあるとみられます。