新作映画「母と暮せば」:吉永小百合さんら、長崎でロケ 

毎日新聞 2015年07月12日 04時00分

 山田洋次監督の新作映画「母と暮せば」のロケが長崎市の黒崎教会であり、主演の吉永小百合さんらが撮影に臨んだ。

 原爆投下から3年後の長崎が舞台で、吉永さん演じる母の前に、原爆で死んだはずの息子が現れるストーリー。10日のロケでは、吉永さんと息子役のアイドルグループ「嵐」の二宮和也さんが、教会内を寄り添って歩くラストシーンが撮影された。同教会の信者らもエキストラで参加した。

 山田監督は「教会のシーンは絶対に長崎で撮りたいと考えていた」と語り、吉永さんは「戦後70年にこの作品に出演でき感無量。長崎の方々の思いを少しでも日本中の方に知ってもらいたい」と話した。「母と暮せば」は12月公開予定。【竹内麻子】

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