伊木緑
2015年7月12日10時43分
不良に絡まれた「アベシンゾウ」を「アソウさん」が助ける――? 安保関連法案の説明が足りないという声に応えようと、安倍晋三首相が自民党のインターネット番組に生出演し、たとえ話を用いた説明に挑んでいる。6日から4回放送し、視聴者や識者の反応は賛否様々だ。13日の「やっぱり心配。徴兵制。」で最終回を迎える。
「『戦争法案』とか『怖いんじゃないか』とか、そういうイメージが広がってしまったように思います」。6日の初回放送は首相のこんな言葉で始まった。
番組名は「安倍さんがわかりやすくお答えします! 平和安全法制のナゼ? ナニ? ドウシテ?」。東京・永田町の自民党本部の特設スタジオで女性議員の質問に答える。1回約20分。全5回中4回を終えた。
2回目では集団的自衛権をこうたとえた。「アベシンゾウは生意気だから殴ってやる」と言う不良がいる。友達のアソウさんが「オレはけんかが強いから守ってやるよ」。2人でいたら不良がアソウさんに殴りかかってきた。アベシンゾウもアソウさんを守る――。
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