こんにちは、酒匠の山口奈緒子です。
明治大学のM-navi委員会さんからご連絡いただき、7月11日土曜日に日本酒の講義をさせていただきました。
テーマはズバリ「日本酒の嗜み方」。
大学生に日本酒ってどういうお酒か、どうやって楽しむのかを私なりに伝えてきました。
◎M-naviとは?
今回、初めて明治大学のM-naviというプログラムを知りました。
M-naviの言葉の意味は
“Meiji Navigation”を縮めたもので、明治大学で学ぶ学生をナビゲートするという意味を表しています。(引用:明治大学HP)
だそうで、
M-navi委員会が中心となり、学校では勉強できない「社会人基礎力」を身につけるためのプログラムを企画・運営しているそうです。
過去には模擬裁判に裁判員として参加する「社会体験の場」を提供したり、お酒関係では日本クラフトビール代表取締役の山田司朗さんも講義されたりしたそうです。
そんなところで講義させていただくなんて、光栄すぎるのですが、せっかくの機会なので私にできることがあればと講師を務めさせていただきました。
◎講義内容は「日本酒の嗜み方」
講義のテーマは日本酒の嗜み方について。
大学生から日本酒に印象についていつも聞くのが「飲み会のとき、酔っ払うために飲まされるお酒」という現実。
私の大学生の頃とあまり変わっておらず、日本酒=悪酔いしてしまうお酒という認識が根強く植え付けられているようです。
でも、そんなの当たり前です。だって飲み方がむちゃくちゃすぎるんですもん。そりゃ悪酔いもします。
なので、こういった部分の認識を少しでも変えるべく「日本酒の正しい飲み方を知って楽しむ方法」をいただいたお時間の中で話してきました。
また、意識したことはただ日本酒の良さを伝えるだけではありません。いままでの社会人向けの講義とは違って、大学生に伝えるべきこととして、アルコールの危険性についてもお話させていただきました。
お酒は飲み方を間違えてしまったら、死につながることもあるのです。20歳になりたての大学生のうちから、そういった危険性も分かった上でお酒を楽しむことができたら、お酒のトラブルは激減するのではないでしょうか。
どんな事象も長所と短所は紙一重です。お酒もまた然り。
理解した上で、自分の生活に取り入れればいいのです。
◎菊水酒造さんにご協力いただきました!
講義後の懇親会では学生のみなさんとお酒を楽しみました。菊水酒造の「無冠帝」というお酒も用意させていただいたのですが、菊水酒造の方がわざわざいらしてくださいました!
無冠帝や菊水酒造について詳しくお話してくださいました。学生からも「甘くてのみやすい」などと大好評!菊水の有名銘柄には、コンビニで手軽に買える「ふなくち」がありますが、無冠帝となるとあまり口にする機会が無いですからね。
菊水の法被を学生が着て写真撮影をするなど、大変盛り上がりました!
美味しいお酒を知ってもらう良い機会になっていたら嬉しいです。
◎学生さんもとっても活発でした!
講義をさせていただいて一番驚いたのが、学生さんの前のめりさ。講義中も熱心にメモをとってくださったり、最後の質疑応答コーナーも10人以上(?)の方が、質問をしてくださりました。1つ1つの質問が鋭く、「学生だからこその視点」が大変勉強になりました。
ちなみに、今回の講義40人ほどの学生が参加してくださったのですが、応募はなんと100人近くもあったそうなのです。抽選で選ばれて参加してくださっているだけあって、かなり真剣に講義を受けてくださいました。
▲懇親会でもたくさん質問してくださいました。
さすが、明治大学の学生。いつだって「前へ」の精神を忘れません。
◎お茶碗1杯分のカロリー、日本酒では〇〇ml
学生からの質問の中ではっきりとした数値で答えられなかった質問があります。
それは「お茶碗1杯分のカロリーに相当する、日本酒の量は?」という質問。
せっかく勇気を出して質問してくださったのに、保留にしてしまってごめんなさい・・・
なのでブログにて報告します◎
お茶碗1杯が約150gで、カロリーは約250kcalだそう。
日本酒のカロリーは純米酒の場合、100mlで103kcalほどなので、250mlぐらいでお茶碗1杯分のカロリーになるということですね。
ちなみに、250mlって、日本酒だと結構多いですよ。
180mlでワンカップ(1合)の量ですから、酔っ払うには十分すぎる量です。
日本酒のカロリーについては気にしている方が多いので、「お茶碗1杯分=日本酒では250ml」の量を参考にしてみてください!
◎まとめ
M-navi委員会のみなさん、こういった機会を設けてくださってありがとうございました。また、菊水酒造の長谷川さん、ゲストとして場を盛り上げてくださりありがとうございました。
いろいろ経験をさせていただく度に、自分の未熟さに気付きますし、新しい視点を勉強させていただいております。
これからも日本酒の魅力を発信していく者としてふさわしい人間になれるよう、日々精進していきたいと思います。
もっともっといろんな経験してみたいなと思う今日このごろ。
日本酒に関することでなにかご協力できることがあればいつでもご連絡ください!
>>naoko.yama0121[at]gmail.com