ニュース詳細
「協会けんぽ」3700億円余の黒字 過去最高7月12日 4時08分
k10010147821_201507120610_201507120611.mp4
中小企業の従業員らが加入する「協会けんぽ」の昨年度、平成26年度の決算は景気の回復基調による賃金の上昇から保険料収入が増えるなどしたため、3700億円余りの黒字となり、黒字幅は比較可能な平成4年度以降で最高となりました。
全国健康保険協会によりますと、中小企業の従業員やその家族ら3600万人余りが加入する「協会けんぽ」の昨年度、平成26年度の収入は景気の回復基調による賃金の上昇に加え、加入する従業員も増加して保険料収入が増えるなどしたため、前の年度より3744億円多い9兆1035億円でした。
一方、支出は高齢者医療への負担金は横ばいだったものの、加入者の医療費が伸びたことなどから、前の年度より1884億円多い8兆7309億円となりました。
この結果、昨年度の収支は3726億円の黒字となり、黒字幅は比較可能な平成4年度以降で最高となりました。
これについて、全国健康保険協会は「高齢者医療への負担金は重く、財政運営を楽観できる状況ではない。高齢者の医療費や現役世代の負担を抑え、制度を持続させていくための抜本的な改革を国に求めていきたい」としています。
一方、支出は高齢者医療への負担金は横ばいだったものの、加入者の医療費が伸びたことなどから、前の年度より1884億円多い8兆7309億円となりました。
この結果、昨年度の収支は3726億円の黒字となり、黒字幅は比較可能な平成4年度以降で最高となりました。
これについて、全国健康保険協会は「高齢者医療への負担金は重く、財政運営を楽観できる状況ではない。高齢者の医療費や現役世代の負担を抑え、制度を持続させていくための抜本的な改革を国に求めていきたい」としています。