巷間、「ミニマリスト」という言葉を巡って喧々諤々となっているようで、ビックカメラに遊びに行ってぶっ叩かれたり、新たにミニマリストを目指したりする人がいたりと、楽しそうな界隈。
俺が「ミニマリスト」という言葉を目にして思い浮かべるのは、ニール・マッコーリーという男。マイケル・マンの1995年監督作の映画『ヒート』でロバート・デ・ニーロが演じたギャング団のリーダー。
大学時代に劇場で観て、完全にイカれてしまったのだが、劇中で出てくるセリフがまさにミニマリスト。
On the street you wanna be makin' roves, you don't put anything in your life you can't walk out on in 30 seconds flat if you spot heat around the corner.
30秒フラットで高飛び出来るよう、面倒な関係は持つな。
すぐにトンズラこけるように、持ち物や人とのかかわり合いを最小限にしていき、本当に必要なもの(犯罪)にフォーカスするという人生哲学は、まさにミニマリスト。足がつくから、もちろんブログなんか書かない。
はてなブログを主な生息地とするミニマリストブロガーの皆さんの、ストイックな姿勢と覚悟に、頭が下がる。
ちなみに映画のネタバレになるが、ミニマリストのニール・マッコーリー、アル・パチーノ演じる、私生活がとっ散らかってぐちゃぐちゃのマキシマリストであるロス市警のヴィンセント・ハナに追い詰められて、最後はぶち殺される。
大好きな映画。
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あと2人ほど、ミニマリストを紹介しておく。どちらも大好きな映画。
映画『アポカリプト』よりジャガー・パウ
大切な妻と子供を守るために、ほとんど裸で走り回る姿がミニマリスト。
映画『300』よりレオニダス王
100万のペルシア軍を300人のスパルタンで迎え撃とうという生き様がミニマリスト。