集団的自衛権の行使を可能にすることを盛り込んだ安全保障関連法案に反対する大規模な集会が、札幌市で、１１日、開かれ、弁護士や市民ら６０００人が参加しました。
札幌市中央区の中島公園で開かれたこの集会は、北海道弁護士会連合会などが開いたもので憲法学者や若者などが法案に反対する意見を述べました。
このうち、元陸上自衛官の末延隆成さん（５３歳）は「自衛官の無意味な死、家族の涙にどう責任を取るつもりなのか。私たちは言論と行動を持って、私たちの命と平和を守っていかなければなりません」と述べました。
集会のあと、参加者は中島公園から大通公園に向かって「声をあげなきゃ平和は守れない」などと訴えながらデモ行進を行いました。
集会やデモ行進には、主催者側の発表で、およそ６０００人が参加しました。
集会に参加した元教員の浜田種樹さん（７７歳）は「若者を戦場に送ってはならない。集団的自衛権が行使された場合どうなるかを国民がちゃんと理解して憲法９条を守ってほしい」と話していました。