11日の道内は、今年1番の暑さとなりました。内陸を中心に2日連続の真夏日になり、札幌も今年初の真夏日を観測しました。
北海道付近は11日も高気圧に覆われ、上空には真夏並みの空気が流れ込みました。最高気温は芽室町で34.8度、帯広で34.7度でした。32.9度を観測した北見では、高校の学校祭で仮装パレードが行われ、生徒たちは汗を流しながら練り歩きました。2日連続の真夏日に、北見市民は「もうやめて! やめてほしいよ、この暑さ」などと話し、疲れた表情を見せました。11日に今年初の真夏日を観測した札幌では、「ていねプール」がオープンし、約2700人が冷たい水の感触を楽しみました。12日も帯広など内陸では、厳しい暑さが予想され、熱中症や食中毒に十分な注意が必要です。
完成を目前に控えた北海道新幹線の木古内駅で11日、地元住民を対象にした駅舎の見学会が開かれました。
道が主催した見学会には、駅のある道南の木古内町や、周辺の自治体の住民約170人が訪れました。木古内駅は今月24日に完成予定で、コンコースやホームを目の前にした参加者は、来年3月の開業に期待を膨らませていました。見学者の男の子は「かっこよかった」、母親は「この子が来年小学1年生、新幹線も1年生ということで楽しみです」と興奮気味に語りました。12日は、北斗市で建設が進む新函館北斗駅で駅舎の見学会が開かれ、約500人が参加する予定です。
国会で審議が続いている安保関連法案に反対する集会が11日、札幌で開かれ、約6000人が声を上げました。
札幌の中島公園で11日開かれた集会には、主催者発表で約6000人が集まりました。道内の戦車部隊にいた元自衛官が挨拶し、「法案が成立すれば、戦争に巻き込まれることになる」と懸念を表明しました。参加した市民は「子孫に戦争できる国を残したくない」、「声を出せば、みんなに届くものがあるならと思って来た」と話しました。参加者は集会の後、シュプレヒコールを上げながら、大通公園までデモ行進しました。安保関連法案をめぐっては、政府・与党が15日にも衆議院の委員会で採決に踏み切る構えです。
今年2月まで国際宇宙ステーションに滞在し、初めて宇宙で会話をしたロボットの一般公開が11日、札幌で始まりました。
11日から展示が始まった「キロボ」と「ミラタ」は、人とロボットの新しいコミュニケーションの実現を目指し、トヨタ自動車などが共同で開発しました。キロボは2013年から今年2月まで、国際宇宙ステーションに滞在し、宇宙飛行士の若田光一さんとの対話実験に成功するなどして、ギネス世界記録にも認定されました。キロボの展示は福岡などに続き札幌が4ヵ所目で、子どもたちは初めて見るロボットに目を輝かせていました。一般公開は12日まで行われています。
10日は内陸で30度を超え、真夏日となった道内では、11日も気温が上昇しています。この暑さの中、道内最大級の屋外プールが今シーズンの営業を始めました。
北海道付近は高気圧に覆われ、上空には真夏並の空気が流れ込んでいます。このため、11日朝から広い範囲で晴れ、幕別町糠内で31・2度を観測するなど、内陸を中心にすでに真夏日となっています。午後はさらに気温が上がり、予想最高気温は北見で35度、帯広でも33度と真夏並です。最高気温が30度と予想される札幌では、この日を待ちわびた約150人が、ていねプールの午前9時半のオープンと同時に訪れ、午前中だけでも1000人近くの親子連れが冷たい水の感触を楽しみました。ていねプールは、来月23日まで営業します。
去年12月に札幌の円山動物園で生まれたホッキョクグマの赤ちゃんの性別がメスと判明し、愛称を決める投票の受け付けが、11日から始まりました。
札幌市円山動物園のホッキョクグマ「ララ」が去年12月に生んだ赤ちゃんはすくすくと育ち、体の特徴などから性別はメスと判明しました。赤ちゃんの名前の候補は、両親の名前から取った「リラ」、8頭目の子にちなんだ「ハッチ」、アイヌ語で花を意味する「ノンノ」、同じく橋という意味の「ルイカ」、そして風を意味する「レラ」の5つです。名前は円山動物園や市内のスーパーなどで投票でき、来月16日には愛称が決まる予定です。