朝日新聞デジタルのウェブマガジン
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ごきげんよう、岸田です。
ワタクシなんぞ、すでに還暦も超え「ジジイ」と呼ばれて、抵抗も落胆もなくなってきた今日このごろ。
５０、６０歳代の皆さまにおかれましても、間もなくやってくる暇な老後に何をするか？
な～んてことも考えながらも、卑近（ひきん）なところでいえば日ごと気になってくるのが
髪の毛の変化
ではないでしょうか？
歳を重ねるにつれ、我々の髪にはモロモロの変化が訪れてきますよね？
朝の身支度で髪を梳（と）かせば、やたら指通りが良くなったなぁ、とか。
ポツポツと白いモノが見かけられるようになってきたと思ったら、
いつのまにやらゴマ塩色になっていた
とか……。
生気に溢（あふ）れていた夏から秋になり、そしてついに冬が来てしまった。
ビジネスの現場では強気一辺倒だった貴殿ですら
「あぁ、 オレもジジイに……」
などとネガティブな心境になってしまう方も多いことでしょう。
ここは、今すぐに有効な手段を講じるべきなのです。
これまでにもお話しした通り、世のセレブリティーやイタリアの伊達男なジジイたちをご覧ください。
置かれた現状を楽しみ、かっこよく整えてやんちゃな姿を演出しているのを、ぜひ見習いたいものなのです。
で、とどのつまりオトコの髪の変化は大きく２種類に分かれます。
ズバリ、ハゲか白髪か
です。
大抵の方が、このどちらかに入るのでありましょう。
そのタイプ別に、いかにして魅力をアップしていくのか。
ワタクシ思うに、その具体策は何か。
薄くなったら未練たらしく少ない髪を残すのではなくて、ここは
ハゲはハゲでも「やんちゃハゲ」。
髪がある程度はあるにせよ、白髪でお悩みの方も、ここは
白髪は白髪でも「やんちゃグレー」
にしていただきたいのですね。
幸運にも（？）男性の場合、いつも申し上げておりますが
渋さ、転じて魅力となす
ことができるのです。（もちろん女性にもきっと必ずや何か方策があることでしょうし、そのあたりはどなたかにご指導いただきたいものですが……）
結論的に申し上げると、何事も
ピンチはチャンス！
この大変化を逆手にとり、やんちゃジジイならではの魅力をアップさせ
人生の最終章
を美しく過ごしていただきたいと思う次第であります。
ご健闘をお祈りいたします。
「ちょい不良（ワル）オヤジ」や「艶男（アデオス）」、「艶女（アデージョ）」などで話題を集めた『ＬＥＯＮ』、『ＮＩＫＩＴＡ』をはじめ『Ｂｅｇiｎ』、『時計Ｂｅｇｉｎ』、『Ｃａｒ ＥＸ』、『ＭＥＮ’Ｓ ＥＸ』などの創刊を手がけた伝説の編集長。“ちょいモテ オヤジ”は２００５年流行語大賞１０ベストを受賞。講演会、トーク・ショーなどでも活躍中。２０１４年９月に５０、６０歳代やんちゃジジイのためのライフスタイル誌『ＭＡＤＵＲＯ（マデュロ）』を創刊。趣味は、サーフィン、バイク、ゴルフにワンコのトレーニングと多彩。１９５１年生まれのＡＢ型。
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