夜の国会「憲法守れ」若者らが国会前で抗議集会
2015年7月10日22時46分 スポーツ報知
集団的自衛権の行使容認を含む新たな安全保障関連法案に反対する若者らが10日夜、国会前で抗議集会を開き、太鼓のリズムに合わせながら「憲法守れ」「戦争するな」と大声で訴えた。
政府・与党が来週の衆院通過を目指す中、主催した学生らのグループ「SEALDs(シールズ)」によると約1万5千人が集まった。Tシャツ姿の若者らが「強行採決やめろ」「9条守れ」といったプラカードを掲げ、拳を挙げながら叫び声を上げた。
初めて集会に参加した東京都狛江市の大学4年の女性(22)はシリア難民の実態を調査してきた。「日本が紛争に巻き込まれ、テロなどの危険にさらされるのが怖い。戦争をしてほしくないので来ました」と話した。
文京区の高校2年の男子生徒(17)は「政権のやっていることは憲法違反。決まりを1回破ると、どこまでも破ってしまうという怒りと危機感がある。来年から選挙権があるので、積極的に政治参加したい」と力を込めた。