トップページ科学・医療ニュース一覧「こうのとり」ドッキング訓練公開
ニュース詳細

「こうのとり」ドッキング訓練公開
7月10日 16時56分

「こうのとり」ドッキング訓練公開
k10010146361_201507101901_201507101902.mp4
国際宇宙ステーションに食料や物資を運ぶ日本の宇宙輸送船「こうのとり」が、来月打ち上げられるのを前に、宇宙ステーションへのドッキングを行う管制官の訓練が茨城県の筑波宇宙センターで公開されました。
日本の無人の宇宙輸送船「こうのとり」の5号機は、来月16日に、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、来月22日に、国際宇宙ステーションにドッキングする予定です。
10日は、ドッキングの管制を行う茨城県つくば市の筑波宇宙センターで、JAXA=宇宙航空研究開発機構とNASA=アメリカ航空宇宙局との合同訓練が公開されました。訓練で、管制官は、宇宙ステーションに接近する「こうのとり」のコースを慎重に確認するとともに、宇宙ステーション側に指示を出してロボットアームによる操作でドッキングさせる手順を確認していました。
国際宇宙ステーションに物資を運ぶ宇宙輸送船は、現在、日本とアメリカ、ロシアが保有していますが、アメリカとロシアでは去年10月以降、合わせて3回失敗していて、これまで4回、すべてに成功している日本の役割がいっそう重要になっています。
こうのとり5号機の管制を行う松浦真弓リードフライトディレクタは、「これまで以上に注目されるドッキングになるが、世界各国の宇宙船でこれまでに起きたトラブルなどを読み直し、さらにしつこく手順を確認しながら、平常心で成功に導きたい」と話しています。

関連ニュース

k10010146361000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ