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 九州電力は10日未明、8月中旬の再稼働をめざしている川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の原子炉に核燃料を搬入する作業をすべて終えたと発表した。九電が「重要なステップ」と位置づける作業が予定通り終了し、新規制基準の下で全国初となる原発の再稼働が目前に迫ってきた。

 九電は7日午後1時39分に作業を始め、10日までの4日間で全157体を搬入する計画を立てていた。作業員50人の24時間態勢で、燃料プールに保管されていた核燃料を1体ずつクレーンでつり上げ、原子炉建屋に移して所定の位置に装塡(そうてん)してきた。搬入作業は約20分に1体のペースで進み、10日午前0時12分に終わった。

 川内1号機では核燃料の搬入後も、原子力規制委員会による設備検査が続く。再稼働に向け、水位計や圧力低減設備といった安全装置が正常に動くかを確かめる検査などが残っている。

 検査が順調に進めば、九電は8月中旬に制御棒を引き抜いて原子炉を起動し、川内1号機を再稼働させる方針だ。(長崎潤一郎)