戦争終結を伝える昭和天皇の「玉音放送」を記録した「玉音盤」の原盤について、宮内庁が8月に初めて公開することになった。同庁幹部が明らかにした。これまで知られている玉音放送は戦後の連合国軍総司令部(GHQ)の複製がもとになっているとみられ、原盤そのものは同庁が保管していたという。

 同庁はあわせて、終戦を決めた御前会議が開かれた皇居内の防空壕(ごう)の写真や図面も公開する方針だ。

 玉音放送は終戦前日の1945年8月14日、当時の宮内省庁舎で録音された。「昭和天皇実録」によると、昭和天皇は警戒警報発令中の同日午後11時25分に部屋に入り、宮内大臣や侍従長らが見守る中、終戦の詔書を2回朗読した、と記されている。この玉音放送を阻止しようと反乱兵が皇居に乱入したこともあった。