70年前の戦争体験、今の子に伝えて――。子育て支援施設を運営するNPO法人「ここよみ」(東京都)が、終戦時に子どもだった世代に体験記の寄稿を募っている。「孫への手紙のような気持ちで『戦争』を書いてもらえれば」と呼びかけている。12月末まで受け付け、同NPOのウェブサイトで順次公開予定。書籍化も検討しているという。

 募集の対象は太平洋戦争が終わった1945年8月15日時点で国民学校1~6年生だった人たち。現在の年齢では、76~82歳にあたる。文量は800~1600字で、今回の寄稿を企画した元朝日新聞記者の谷久光さん(81)も体験記を寄せている。

 谷さんは国民学校6年生だった45年6月、兵庫県西宮市の自宅で空襲に遭い、半壊した自宅からランドセルを見つけ出したという。谷さんの企画に賛同し、事務局を引き受けた同NPOの代表・吉原佐紀子さん(65)は「戦争を知らない親にも読んでほしい」と話している。

 投稿は電子メール(sengo70@tsuzzlist.jp)か郵送(〒154・0017 東京都世田谷区世田谷1の11の18 NPO法人ここよみ「戦後70」作文係)で。(山西厚)