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リスクヘッジとして、災害に備える |
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火災、地震、津波、台風、地滑りなど様々な災害があるが、今回は投資家としての視点を含めて災害について考えてみよう 近年、阪神・淡路大震災を契機に急速に地震への関心が高まっている、ちょっと前にはアメリカで巨大ハリケーン「カトリーナ」がニューオリンズを直撃したのはご存知の通り | |||
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さて、本題に戻ろう まず災害予防対策としてリスクファクターを分析して危険な場所に住むのは避けたい。 地盤は緩いのか、堅いのか 海抜高度は大丈夫か? 川が側を流れているのか? 流れているのなら治水工事はしっかりしているのか 住宅密集地か、木造住宅密集地か |
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引越しを考えている人は以上のリスク要因を考えてよい場所を選ぶと良い。
引っ越す予定のない人は、自分の状況にあった備えを強化すると災害リスクを上手に減らす事ができる。 例えば、川沿いにあるのなら洪水になった時に備えてゴムボートを用意しておくとか、火災で燃えやすい住宅密集地なら貴重品は銀行の貸し金庫に預けたり、すぐに持って脱出できるように日頃から準備しておこう。 また居住地区の価格であるがこれらの危険因子が不動産価格に含まれているとは到底思えない、良い場所をしっかり研究していい買物をしよう 投資家たるもの、リスク要因を一つずつ調べ、それに対応しておこう。もちろん、対処しようのない事は今までどおり神に祈るほかない。 しかしながら、万全の準備をするものに幸運の女神は微笑むものだ。リスク・確率をコントロールしようとするのが、投資家の本分のはずだ 大災害があった時、政府はあまり当てにならない。需要と供給の原則により、災害者があまりに多いと警察や自衛隊・救命隊は数が限られているので不足する。 災害が起こって騒動が落ち着くまでの3日間は、自助努力でなんとかなるようにする必要がある。その時に不足するのが、水と食料、毛布であろう 普段からの備えが大事であるが、ここではもう一歩踏み込んで災害時の備えの食料の経済効率性を考えてみよう 災害用にとカンパンなどを多くストックする人もいるであろうが、消費期限がありなにもなかった時にそれを処分するのは勿体無い。それよりも、普段から使う食材をストックさせておき、順次回転させていったほうが無駄がないし、環境にも優しい 私の場合、スナック菓子のナビスコリッツが好物なので多めにストックしている、砂糖も長期で保存ができる上カロリーが高くいざという時に命をつなぐ事ができる、缶切りを使わない缶詰やレトルト食品(ククレカー等)もおすすめだ
意外と知られていない、事実をお伝えしよう 歴史上飢餓が起こるのはきまって食料の生産地である。 大都市で飢餓が起こった例は戦で兵糧攻めを除きほとんど見受けられない。大都市は補給線が必ず確保されているからである。食料の生産地である田舎はこの観点が欠けているためいざ災害に見舞われると真っ先に飢えるリスクが存在する。 もっとも現在は物流の道路網が完備され田舎で飢饉が発生するなど考えられないが、補給線を確保するという概念は大事にしたい。 リスクヘッジの観点から見て自分で生産するよりも調達手段を確保しておくほうが戦略的に見て大切なのである、世界中で食料が不足していると言われるが、一方で余っているのである。余った食料は捨てられる、それは需要と供給が結びつく線がないからである。 神戸の震災の教訓から実際に災害にあった時には、オフロードタイプのバイクが役に立つであろう。富裕層の方がいらっしゃったら保険と考えてバイクの購入を考えられてはいかがだろうか?そうでない人も食料と水のストックだけは万全を期してほしい 参考文献:『石油を読む』 石油に関しての素晴らしい良書である |
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