【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮の経済協力事業である開城工業団地の運営について協議する6回目の南北共同委員会が16日、同団地で開催される。統一部が9日明らかにした。
統一部当局者は同日、「これまで政府は開城工業団地の賃金問題を含め、同団地を発展的に正常化する問題について協議するため、共同委員会の開催を求め続けていた」と説明。北朝鮮側が北側共同委員長名義の通知文で共同委員会の開催に応じてきた明らかにした。
同当局者は「共同委員会では開城工業団地の懸案が幅広く議論されると予想される」とした上で、「代表団名簿、日程など細部事項については共同委員会事務局を通じて協議していくだろう」と述べた。
統一部によると、北朝鮮側は8日午後、黄海地区軍通信線を通じ、同団地への通行規制を強化するという通知文を韓国に送付した。これに対し韓国側は同団地の通行に関する問題は南北間の合意と開城工業団地の関連法規により解決されなければならないとの立場を伝えたという。
同団地で働く北朝鮮労働者の最低賃金引き上げ上限を5%に定めた労働規定を北朝鮮が一方的に改定すると通告して以降、韓国政府は北朝鮮に南北共同委員会の開催を提案してきたが、北朝鮮は拒否し続けていた。同委の開催は昨年6月以来、約1年ぶりとなる。