LPGA:キム・セヨンのキャディー、「盗撮」発覚

全米女子オープン大会出場不可に
キムは朴セリのキャディーと出場

 キム・セヨン(22)は女子ゴルフ界で最も権威のある大会「全米女子オープン」(9日開幕)で優勝に挑むが、大会開始前に大きな問題を抱えることになった。

 キム・セヨンのキャディー、ポール・フスコが大会会場内にある全米ゴルフ協会(USGA)のオフィスに無断で入り、コースのピン位置やコース・セッティングなどが印刷されている内部資料を携帯電話で撮影していたところを見つかり、参加できなくなったためだ。今回の大会は米ペンシルバニア州のランカスターCC(6460ヤード・パー70)で開催される。主管は全米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーではなく、全米ゴルフ協会(USGA)だ。

 USGAのトーナメント・ディレクター、ベン・キムボール氏は8日、米国のゴルフ専門チャンネルのインタビューで「ポール・フスコ氏が撮影した写真には第1-第4ラウンドのピン位置やホールごとの距離、ラウンドごとのティー・ボックス位置、気象センターが予想した風の方向などが含まれている。これは試験をする前に試験問題を見て解こうとしているのと同じだ」と語った。このため、同大会出場をけがのため断念した朴セリ(パク・セリ)のキャディー、スティーブ・シェラドがキム・セヨンのキャディーを臨時で務めることになった。

閔鶴洙(ミン・ハクス)記者
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