ナッツ姫から暴行受けたチーフパーサーに労災認定

ナッツ姫から暴行受けたチーフパーサーに労災認定

 昨年12月に米ニューヨークの空港で大韓航空機に搭乗した趙顕娥(チョ・ヒョンア)同社副社長(当時)が客室乗務員のナッツの出し方に激怒、離陸直前に機体を引き返させた「ナッツリターン」事件の被害者で機内サービス責任者のパク・チャンジン・チーフパーサー=写真=に労災が認められた。

 これは、勤労福祉公団が「ソウル業務上疾病判定委員会は7日、パク氏が申請した労災療養給付申請を承認した。パク氏がさいなまれている外傷後神経症、適応障害、不眠症は労災補償保険法の業務上疾病と認められる」と明らかにしたものだ。

 パク氏は「ナッツリターン」事件で趙顕娥副社長から暴言・暴行を受けたが、「事件がメディアにより公表されてかなりのストレスを感じ、外傷後神経症、適応障害、不眠症と診断された」として労災療養給付を申請していた。

 同委員会は「復職後のフライトが短距離や早朝を中心となり、つらかった」というパク氏の主張に対し、「パク氏の事件前のフライトと比較した結果、そうした事実が確認された」としている。

崔鍾錫(チェ・ジョンソク)記者
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