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韓国人「子供の存在は“喜び”、でも“負担”」―意識調査

FOCUS-ASIA.COM 7月9日(木)19時8分配信

韓国とその他8カ国・地域の人の子供に対する意識調査で、韓国人は「子供の存在は親にとって喜びであり、欲しいが、出産や養育で経済的に大きな負担にもなる」と考えていることが分かった。韓国・聯合ニュースの8日付の報道として、中国・環球網が同日伝えた。

韓国保健社会研究院が韓国のほか、米国、スウェーデン、英国、フランス、日本、ドイツ、中国本土、台湾の計1万8063人を対象に2012年に行われた調査の結果を分析し、8日、リポートを発表した。

その結果、韓国人では子供の存在について、「父母の幸せ」、「父母の社会的地位を上げてくれる」と考える人が多い一方で、「父母に経済的負担をもたらす」「父母の自由を妨げる」と考える人も多いことが分かった。

「理想とする子供の数」は韓国人の平均が2.72人で、各国・地域のうち最も多かった。ただ、実際の出生率は低く、2011年のデータで1.24人。経済的負担が大きいことによって出生率が低くなっているとみられる。

同研究院の金美淑・研究委員は、「出生率を引き上げるには、子供の養育にかかる経済的負担や親の行動の制限を緩和するための措置が必要だ」と指摘した。

(編集翻訳 恩田有紀)

最終更新:7月9日(木)19時8分

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