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 追い込み漁によるイルカの入手を日本動物園水族館協会(JAZA)が禁じたことを受けてJAZAの傘下組織「鯨類会議」加盟の一部の水族館が、イルカ購入の継続のために新団体の設立をめざした問題で、これらの水族館が9日、新団体の設立を当面見送ることを決めた。複数の関係者が取材に明らかにした。

 JAZAは、追い込み漁を問題視する世界動物園水族館協会(WAZA、本部スイス)から4月に会員資格を停止されると、5月に追い込み漁のイルカ購入の禁止を決めた。従わない場合は会員水族館を除名する方針を示していた。

 これに対し、34水族館でつくる「鯨類会議」に所属する幹事8水族館は6月、追い込み漁イルカの購入続行を見すえ、鯨類会議を解散して新団体を設立する案をとりまとめた。8~9日に神奈川県であった会合で表明する方針だった。しかし、水族館関係者によると、WAZAとJAZAの関係などについて今後も議論することが示されたとし、鯨類会議の解散と新団体の設立表明は見送られたという。