知床峠まで登ってきました。
今日は羅臼岳の山頂は雲に隠れていますけれども向こうの方国後島がよく見えていま〜す。
(テーマ音楽)
「北海道中ひざくりげ」。
今回は世界自然遺産に登録されて10年。
知床半島の羅臼町を訪ねます。
長い冬が終わりようやく訪れた春。
港には流氷の下でたっぷりと栄養を蓄えたタラやホッケが揚がります
羅臼ならではの潜水ウニ漁が最盛期を迎えていました
取れたてのウニはそれぞれの家にある加工場へ
羅臼のウニ漁は家族みんなで支え合いながら続けられてきました
待ちわびた春。
豊かな恵みを分かち合う知床・羅臼町を旅します
ありがとうございます。
はい。
釧路市から車で3時間。
羅臼町に到着です
少〜し風が冷たいですね。
5月半ばにもかかわらず気温は5度。
雪が多かった今年は流れ出る雪解け水の勢いが衰えません
ちょうど春が始まったかなというような。
きれいに桜も咲いてます。
(ウグイスの鳴き声)あっウグイスの声も聞こえました。
羅臼町は町の半分以上の世帯が漁業に関わる古くからの漁師町です
すごいにぎわいです。
港に謎の人だかりが!船の前にいるみんなのお目当ては?
お餅です
羅臼では春新しい船をお披露目しお餅やお菓子をまいてみんなで祝います
すごいですね大収穫。
(泣き声)びっくりしたねたくさん人がいてね。
すごいね。
船の持ち主は27歳。
漁師の家の後継ぎです
これ何取るんですか?これはホッケとかイカとかスケソとかタラとか。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
この度はおめでとうございます。
ちょうど水揚げをしている漁師さんも見つけました
はっ!魚が取れてます。
この時期は何が取れるんでしょう?これ中くらいだね。
中くらい。
ああ〜!これ一番大きいの。
本当だ。
大きいじゃないですか。
春に取れるマダラは流氷がもたらす栄養分を蓄え丸々と太っています
やっぱりこういうのが取れだすとうれしいんじゃないですか?こんなの見ると笑い顔になっちゃう。
港の一角では羅臼ならではのツアーが行われています
訪ねたのは市場です
あっおはようございます!おはようございます。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
先に見学者のバッジをつけて下さい。
見学者マーク。
これがないと入れない訳ですねふだんは。
ふだんは一般の方ここ入場できない場所なのでこういったガイドつきって形じゃないと入場できないって事になっていますね。
では早速お邪魔致します。
そうですね。
このツアーで見られるのは競りに向けて続々と集まってくる海の幸。
羅臼の旬が一気に分かっちゃうんです
こちらがトキシラズ。
これですか。
(後藤)…という名前です。
おいしい魚の見分け方も教えてくれます
へえ〜知りませんでした。
まさに旬だらけの春の羅臼。
中でも後藤さんのお薦めは?
ウニ。
はいウニです。
おお〜大量ですね!大量に揚がってますね。
産卵を控えた春のウニは実入りもよく味も濃厚になるんだそうです
その今だからこそディープなウニの世界を堪能できるツアーもあるんです
後藤さんと向かったのは知床半島の岬に近い相泊地区
はいこちらの船で…。
船に乗って知床の大自然の中で営まれるウニ漁を見に行きます
森崎さん今日はよろしくお願いします。
おはようございます。
おはようございます。
今日船頭して頂く森崎さんです。
若林といいます。
よろしくお願いします。
ツアーには引退した漁師さんが協力しています。
この日の船頭は4年前まで漁に出ていた森崎修さんです
波も穏やかでしょうかね?ああなぎはいいよ。
いざ出港!
ちょうどその時…
(後藤)おはようございます。
ホッケだけではありません
ありがとうございます。
(後藤)お疲れさまです。
どうも〜。
ツアーは船でないとたどりつけない大自然の中へ
夏の昆布漁のシーズン漁師さんたちが住み込みで作業をする番屋です
こういう風景はでもそんじょそこらの旅人にはお目にかかれない訳ですね。
(後藤)そうですね。
ウニ漁船を探して船を走らせていたところ…
(後藤)おはようございま〜す。
おはようございま〜す。
すいません作業中に。
びっくりしたでねえか。
(後藤)すいません。
こちらの漁師さんは養殖昆布の育ち具合を確かめている真っ最中でした
これがじゃあ手塩にかけた…。
ありがとうございます。
(後藤)ありがとうございま〜す。
船は更に岬の方へ
え〜っ!?
ようやくウニ漁をする船を見つけました。
漁師さんが持っているのは柄の長いタモです
箱メガネで海底をうかがいながらウニを探します
流氷がある1月に始まるウニ漁。
穏やかな日が多くなる今が一番の書き入れ時です
あ〜すごい取れてますねえ!昆布かき分けて。
そんな事言われたら見たくなっちゃいますよね〜
あっ見えます見えます。
(後藤)見えますね。
確かに昆布がび〜っしり!
だけど昆布は見えますけどウニは全く見えません。
(後藤)あ〜ウニそうですね。
ウニはこの昆布の森に隠れるように暮らしています
特産の極上昆布が好物なんです
羅臼昆布を食べて育つウニですからね。
おいしいですよね。
いいもの食べて育ってるからよりおいしい。
更に船は取って置きの場所に向かいます
あれがウニの潜水漁をやってる現場ですね。
へえ〜!
水がぬるむこの時期2か月間だけ行われるウニの潜水漁の船です
おはようございます。
おはようございま〜す。
つながれた船には10人ほどの漁師さんたち。
ちょうど休憩中でした
なんと!ツアーで船頭をしている森崎さんの息子圭太さんに出会いました。
ウニ漁を始めて3年目になる羅臼で最も若い潜水漁師です
失礼しま〜す!
(後藤)お邪魔しま〜す。
下の状況どうでした?あんまりよくはない。
4年前まで釧路市で会社員をしていた圭太さん。
父修さんが体を壊したのを機に漁師を継ぎました
あっそういうもんですか。
今朝取ったものですか?うん。
うわっすごいですね。
これどのくらいの時間でこれぐらい取れるんですか?これで50分55分ぐらいかな?うわすごいですね。
これでも取れてない方。
これで取れてない方ですか。
お〜。
大漁に見えますが。
お〜!これが…あっずっしり重たい。
しかし水は冷たいでしょう。
うん潜ってて寒いとは思わないでしょう。
口の周りがしゃっこいぐらいかな。
休憩後再び漁へ。
ウニの潜水漁はほかの漁と違って3人1組で行います
水がぬるむといっても水温はたったの2度。
圭太さんはボンベの空気がもつ1時間潜り続けます
狙うのはタモが届かない水深10メートルほどの所にいるウニ
知床の海は急に深くなるため実はタモが届く浅瀬が少ないのです
離れられないから。
圭太さんと組むのは漁師歴25年の…
濱田さんは移動する圭太さんが出す泡をじっと見続けます
潜水士が潮に流され船を見失うと命の危険にさらされるからです
濱田さんは圭太さんが漁師になって以来惜しむ事なく自分の経験を伝えてきました
羅臼の漁師たちは代々支え合って生きてきました
まだそこ同じとこリピートできるの?お前。
多分できる。
草はぐったらパラパラパラパラ…。
昨日整備されたんですね?入ってけ。
ありがとうございます!初風呂。
初風呂?温泉開きですか?へえ〜!そうですか。
今日は青空に白い雲。
本当に気持ちいいですね。
「北海道中ひざくりげ」。
今回は春の恵みいっぱいの知床・羅臼町を訪ねています
この日圭太さんが取ったウニは3カゴ。
同じ船の仲間で山分けします
圭太さんお疲れさまでした。
お疲れさまでした。
今日の漁はいかがでしたか?まあなんとか格好ついたかな。
いっぱい取れました。
う〜ん。
本当はねまだ欲しいんだけどなかなか。
漁師になって3年。
少しずつ取れるウニの量も増えてきました
水揚げされたウニは自宅へ
多くの漁師の家には地下に加工場があります
休む間もなくウニの殻をむき始めます
翌朝の出荷に向けて家族総出の作業です
どんな気持ちで取ってらっしゃるんですか?う〜ん。
今日は思ってる。
午後3時過ぎ。
母マリコさんがこの日のおやつを作り始めました
ウニ。
なんとウニの天ぷら!
家ではね…
(マリコ)そこに用意してますから。
形が崩れて出荷できないウニは天ぷらや卵焼きの具にして食べるのだそうです
人生初のこの天ぷらウニです。
やあ本当にこれ色がきれいでね。
まだ新鮮だからこうプルップルなんですよね。
そのままいっちゃおう。
頂きま〜す。
う〜ん!ああ…。
おいしいですか?おいしい。
本当の事言った方いいぞ。
これはおいしいですわ。
ちゃんとこう甘みが残りますね舌にね。
いやこれはぜいたくな頂き方だわ。
さあ圭太さん。
一ついってみますか。
いやいかないっす。
(笑い声)
実は圭太さんウニが苦手
最近なら取る専門で食べるのは家族に任せてっから。
最後の仕上げは母マリコさんの担当です
息子が取ったウニを夜遅くまで丁寧に詰めます
家族をつなぐ羅臼のウニです
ウニ漁が休みのこの日。
夏の昆布漁に向けた準備が始まっていました
この下さ石つけてコンクリつけて沈める訳だ。
分かんなかった?いや分かるよ。
圭太さんに早く一人前になってほしい父修さん。
引退した今も息子を気にかけ仕事を手伝います
いい息子さん持ちましたね。
いや4年いるし。
いや4年じゃそんなもん…おはようございま〜す。
朝5時
圭太さんおはようございます。
今日もいい天気ですね。
いや〜そうだね。
久々だわこんな天気。
ああそうですか。
今日はじゃあいい漁が期待できますかね。
う〜んあとはウニが出ていればいいけど。
分からない。
それは潜ってみないと。
再び海へと向かう漁師たち
じゃあお気を付けて。
行ってらっしゃい。
春。
恵みいっぱいの知床・羅臼。
助け合い支え合って生きる人々の心に触れた旅でした
2015/07/06(月) 15:15〜15:41
NHK総合1・神戸
ろーかる直送便 北海道中ひざくりげ「春 恵みいっぱいの海で〜知床・羅臼町〜」[字]
北海道の各地の魅力を旅人の視点を通して伝える紀行番組。
詳細情報
番組内容
今回は、道内屈指の漁師街・羅臼の春の風景を探す旅!タラに、カレイに、トキシラズ…。さまざまな海産物が旬を迎える中、地元でのイチオシは、何と言っても“ウニ”だ。2℃の海水に潜る羅臼独特の潜水ウニ漁。4年前に父親の後を継いだ漁師家族の暮らしにも触れる。
出演者
【旅人】若林則康
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
情報/ワイドショー – グルメ・料理
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
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