英国、銀行税率を段階的に引き下げ
[ロンドン 8日 ロイター] - オズボーン英財務相は8日、予算案を議会に提出し、銀行課税の見直しを打ち出した。銀行のバランスシートに対して課している銀行税の税率を段階的に引き下げる一方、利益に対する8%の上乗せ税を導入する。
バランスシートに対して課す銀行税は、金融危機を受けて2011年に導入された。課税の対象は、英銀行が世界全体で保有しているバランスシート上の資産と、外国銀行の英事業に属する資産となっている。
銀行業界は、利益が減少すると税負担が重くなるとして、銀行税に反発。欧州最大の銀行のHSBC(HSBA.L: 株価, 企業情報, レポート)は、本部を英国に置き続けるかどうかを判断するにおいて、銀行税が材料の1つになるとしている。
オズボーン財務相は「銀行税の税率を今後6年間で段階的に引き下げる」と表明した。また、世界のバランスシートを課税対象とすることをやめ、英国内の銀行資産に対してのみ課税するよう改めるという。
財務相は「ただし銀行からの公平な貢献を維持するため、来年1月1日から銀行の利益に対する8%の上乗せ税を導入する」と述べた。
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