なでしこジャパンの大量失点・・・「試合前には想像できなかった」と中国のサッカー解説者
2015-07-06 11:07
日本時間6日午前に行われたサッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会決勝戦で、佐々木則夫監督率いる日本女子代表(なでしこジャパン)は米国と対戦、前半16分までにFWロイドのハットトリックを含む4失点を喫したことが響き、結局2-5で完敗して連覇を逃した。中国メディア・騰訊網は試合終了直後、中国国内での中継で解説を担当した専門家が「日本はこの惨敗を総括する必要がある」と評したことを報じた。
記事は、前半16分までのまさかの4失点について解説者が「試合前には想像できなかった」、「日本はまだ目が覚めていなかったようだ」とコメントしたことを紹介。その後同27分にFW大儀見優季がゴールを挙げて1点を返して反撃ののろしをあげ、後半開始直後にMF澤穂希がDFジョンストンとゴール前で競り合い、オウンゴールを誘って2-4と迫った時点で、「米国は油断してはいけない」と展開がもつれる可能性を指摘したものの、その直後に米国が5点目を挙げたことで「日本はもはや挽回の可能性が完全になくなった。すべきことは、最後までなでしこらしさを発揮することだ」とほぼ勝敗が決したとの見方を示したと伝えた。
試合は結局2-5で日本が完敗。この結果に対して解説者の劉英氏が「日本はなぜ惨敗を喫したのか総括する必要がある。女子サッカーワールドカップの決勝を戦ううえで、心理面や戦術面の準備は十分に行わなければならないのだ」と評し、とくに試合の導入部分において日本に準備の甘い部分があったのではないかと指摘したことを紹介した。(編集担当:今関忠馬(写真は騰訊網の6日付報道の画面キャプチャ)