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shi3zの長文日記 RSSフィード

2015-07-09

「プログラミングバカ一代」早くもベストセラー1位に!?

http://i.gyazo.com/c4f5a53967b6f85d31981ac1e0069065.png


 人に言われて驚いた。

 まだ売ってないのに!!!


 まあ全体ランキングじゃなくてSNS・ブログというけっこう狭いジャンルあっての一位なのだと思いますが、予約していただいた皆様、ありがとうございます。でも先に言っておきますが、内容にはあまり自信がありません。

 新宿のブックファーストさんでは、レジ前に平積みしてくださるらしいので、そちらで立ち読みするかして購入するか判断するのがいいかと思います。


 とりあえず昨日はなんとなくしか紹介していないのですが、内容について目次から説明すると・・・

第一章 幼少期

第二章 高校デビュー

第三章 東京とアメリカ、ドワンゴとマイクロソフト

第四章 ゲームクリエイター列伝

第五章 ユビキタスエンターテインメント始動

第六章 未来を創造する

第七章 僕の人類補完計画

 短かっ!!


 しかしご安心ください。長文日記なので本文は長いです。


 最初は晶文社の安藤さんから「どんな少年時代を過ごしたか、というところから丁寧に」と言われてそういうエピソードを色々思い出しながら書いたのですが、後藤の手が入った時にバッサリ削られ、全部第一章に纏められてしまいました。


 そして第三章でBio_100%のaltyと出会い、21歳の誕生日を迎えてしまった僕がブログに「アメリカに行きたい。できればアメリカにいって仕事がしたい」と書いたことをきっかけにMicrosoftからメールがきて、シアトルで働くことになった話など。


 さらに様々なゲームクリエイターたちと喧嘩しながらも、ドワンゴで最初のビジネス的な成功を収める第三章、そして再び渡米し、さらに日本に返ってきてから一悶着あって、それから今の会社、ユビキタスエンターテインメントを立ち上げる第五章、さらにその先の未来を創造するために世界中を旅した頃の第六章、そして、旅の果てにかつての少年の頃の自分を思わせる若者たちに出会うことになり、ようやく自分が生涯を賭けて追い求めているものの正体を掴んだ第七章。


 うーん、くどいな。

 あらすじだけでお腹いっぱいではないですか。


 とにかく今回、ゴトー博士のリライトが光る。

 たぶん僕一人では決してここまでまとめ上げることはできなかったんじゃないかな。


 ゴトー博士に最初に原稿を渡した時、「これは麻雀放浪記でいこう」とつぶやき、上司の原稿をズタボロに切り刻んでカットアップし、男とオヤジしか出てこない硬派な物語として再構築した手腕は見事だった。ゴトーが入ったことで、編集の安藤さんからの訂正・修正の指示がほとんど入らなかったくらい。ふつう、原稿ってのは書いても「ここをなおしてくれ」とか「ここは削ってここにこういう内容を2000文字書いてくれ」とか、編集者のイメージ通りに書く必要がある。著者なんて、名前は出ているが、実際には編集者の操り人形に過ぎないのが実態だ。


 しかし今回は全くといっていいほど内容には修正指示が入らなかったのは、ゴトーの存在が大きいと思う。僕はもともと推敲して文章を書くタイプではないので、そういう大事なところをゴトーがやってくれたわけだね。


 もともとゴトー博士は日芸の文芸学科出身で、東浩紀さんのところで修行していた。

 ゲンロンカフェで働いてる頃にひょんなことから僕と出会い、いろいろあって我が社にやってきたという変わり者だ。


 しかしゴトー、本文を直させると素晴らしい腕前なのに、あとがきを書かせると下手すぎて今度は僕が修正することになった。



 そういう意味ではブログを下敷きにしているが、一篇の物語として書きなおされた新作とも言える。

 大半の部分が読みやすくなるように書き直されているので、まあ旧劇場版エヴァンゲリオンに対する新劇場版:ヱヴァンゲリヲンというか。


 

 たまに、「shi3zのブログ、全部読もうと思って遡ろうとするんだけどどうでもいい肉の話とかカメラの話とかがあるので要約して欲しい。いつまでさかのぼっても読みきれない」という要望を貰うが、そういう要望にはひとつの答えとなっているのではないだろうか。


http://www.amazon.co.jp/gp/product/4794968868/?tag=minatokuakasa-22


 しかしはてなダイアリー、やる気がないのはわかるけど、なんで発売前の使用品は?マークになって正しくリンクが出ないのだ