阪急京都線:車が線路に進入…1.3キロ走り踏切から出る
毎日新聞 2015年07月09日 00時50分(最終更新 07月09日 07時07分)
8日午後10時22分ごろ、大阪市淀川区の阪急京都線南方駅付近で、河原町発梅田行き下り普通電車(7両編成)の運転士が、上り線の線路上を京都方面へ走る乗用車を発見。運転士の報告を受けた列車指令が淡路−梅田間の電車を全て停止させた。乗用車を運転していた男性は約7分後、北東に約1.3キロ離れた崇禅寺駅近くの踏切で線路から出た。近くの路上で、乗用車を捜索していた大阪府警の警察官が男性を確保した。京都線は営業運転中だったが、乗用車と電車の接触はなく、けが人はなかった。
府警淀川署によると、運転していたのは愛知県安城市在住の男性(73)で、過失往来危険容疑で事情を聴いている。男性は「大阪に住む友人に会いに来たが、道がわからなくなり、間違って線路に進入してしまった」と話しているという。
阪急電鉄によると、車は南方駅近くの踏切から進入して京都方面に約1.3キロ走行したとみられる。この影響で上下線で最大12分の遅れが出た。【向畑泰司、戸上文恵】