じゃあコンビニで売られているもので安全なものはないのか?という問いに
21年間コンビニで販売している食品を欠かさずに調べ続けた私が選んだ、最も危険な食品添加物10選
上記の記事をお読みいただき、ありがとうございました。
1年以上前に書いた記事なのですが、Naverまとめと合わせここ数日アクセスが増え、累計で500,000人ほどの方に読んでいただきました。
少し補足させていただくと、記事を執筆した私は、食品添加物を専門的に研究している研究員でも化学者でもありません。元々身近な人の影響で関心を持った食品添加物に関して、長い間コンビニの商品をチェックし続けるとともに、これまで関連する書籍などを十数冊、また海外の文献なども多く読み込み調べてきました。学生時代には小規模ですが、論文を書き発表をしたこともあります。
さて、感想で以下のようなコメントやメールをたくさんいただきました。
「コンビニで売っているもの危険だ! →もうコンビニ行きません」
「安全なものなんてコンビニに売ってないよね。。 →もうコンビニ行きません」
「もうコンビニ行きません →何も食べません」
いや、、そう言ってしまうのはまだ早い!笑
実際コンビニで売っているものがすべて危険なのかというと、そうではないと思います。
逆に高価格帯のスーパーやデパ地下で売られているもの、高級といわれる老舗のお土産やお菓子なども食品添加物が多く使用されていることもあります。値段が高いものは必ずしも良いものではない、と言えると思います。
そこで今回は、コンビニで買える、危険な添加物が入っていない良い商品を、実際の商品名つきで勝手に紹介します。(あくまで独断と偏見で選ぶもので、メーカーの方には恐縮です。。)
市販で売られている加工食品には、一般的に食品添加物が多く入っている類の商品(アイスクリーム、パンなど)があります。
そういった種類の中の数少ない、食品添加物を使っていない良い商品を中心にお送りします。
1. ハーゲンダッツ(各種)
前記事でもご紹介しましたが、アイスクリーム(特にクリーム系)はかなり高確率で安定剤として増粘多糖類を使用しています。(その他多いのはパーム油などのトランス脂肪酸の高い油脂、着色料など)
しかし、ハーゲンダッツの製品においては、これらを例外なく使っていません。そして少ない原材料で作られるシンプルな作り。
「ハーゲンダッツは高級で美味しい」というイメージがあるかもしれませんが、その美味しさは体への優しさからくるのかもしれませんね!
2. 金の食パン
パン・菓子パンといえば、マーガリンやショートニング、増粘多糖類、イーストフードや乳化剤が含まれているものです。そんな中、コンビニ界の王者セブンイレブンさんより無添加食パンが出てくれました!
この商品、以前はマーガリンを使用していましたが、2015年2月よりマーガリンの使用をやめバターの量を増やしています。1枚60円ほどと決して安くないパンですが、本当に安心して食べることができ、何より美味しいです。
また食パンでは、Pascoの超熟も添加物が少ないですね。
http://www.pasconet.co.jp/chojuku/lineup/pro01.html
3. ハリボグミ
グミに高確率で含まれる増粘多糖類(およびカラギナン)。しかしハリボグミには含まれていません。(なんとなく食感の硬さでお気づきの方もいらっしゃるでしょうか?)
カラフルな色合いですが、果汁やクチナシ色素などがベースで有害なものはありません。光沢剤という、光沢を出すための添加物こそ使われているものの、植物性油脂も使われていませんし、グミの中ではかなり良いものではないかと思います。
ただ、もの凄い細かいこというと、原産国で微妙に原材料が違います。。日本で一般的に売られているハンガリー製なら問題ないですが、ドイツ製は増粘剤入ってたりします。。(あとハリボと言っても、カラフルなやつも着色料使いまくりなので注意です!)
4. 明治ミルクチョコレート
一般的に植物性油脂や乳化剤が多く含まれるチョコレートの中で、明治さんの板チョコレートのみ、ずっとココアバター、カカオマスベースのものとなっています。個人の話で恐縮ですが、私は小学校時代から「板チョコは明治」と決めて食べています。(以前は他のメーカーさんも同様のものがあったのですが、、なぜか変わってしまいました。復活を希望!)
なお、チョコレートは欧州の高価なものなど、本当に美味しいと言われるものは添加物が入っていないことが多いのですが、市販のコンビニで売られているチョコレートのような加工食品(チョコシューなど、「準チョコレート」と記載あり)は、成分表を見る限り、植物性油脂が商品中のメインで、それらをチョコ風の味付けにしているようなものが多い印象です。
5. 100%キシリトールガム
市販で売られているガムを40種類ほど調べましたが、残念ながら人工甘味料(アスパルテームおよびアセスルファムカリウム)が含まれていないものはありませんでした。(タブレット系のお菓子も同様)
コンビニではありませんが、歯医者さんorインターネット販売で購入できる「キシリトール100%のガム」というもの(上記)があります。調べた限り2015年現在、唯一の有害な甘味料を含まないシュガーレスガムであるかと思います。ちょっと味がなくなるのが早いのですが、美味しいです。
あと、意外にも駄菓子系の10円ガムも甘味料は入っていませんよ。
6. 中華そば(ファミマ)
やはりどうしても食べたくなってしまうカップ麺。4大コンビニのプライベートブランドにおける100円前後のカップ麺を調べましたが、増粘多糖類および保存料等を含んでいなかったのは、ファミマさんのものだけでした。
100円という価格帯のカップ麺では珍しいですし、味も美味しいです!
7. キレートレモン、ファイブミニ、C1000など
栄養ドリンクに多い、保存料(安息香酸)や甘味料(アセスルファムカリウム)などの添加物を含まないものという観点で見ています。20種類程度の中から調べてみましたが、写真に表示している商品は上記の添加物を含んでおらず、シンプルな作りのものが多い印象です。(特にファイブミニやC1000など)
栄養ドリンク自体が健康なのか?という議論も別にあるかもしれませんが、上記は添加物は他商品と比べ少ないです。
また、お酒を飲んだ後のウコン的なドリンク類は例外なく上記の甘味料が含まれているので注意!
8. 成分無調整豆乳
市販で売られている「調整豆乳」はカラギナンが含まれています。少々飲みにくくはなりますが、「成分無調整豆乳」をおすすめします。(写真の右のもの)
栄養価で見ても、無調整の方が大豆固形分や大豆たんぱく質の量が多いです。(値段はほぼ変わりません!)また、豆乳で果汁系のフレーバーのものがありますが、あれらも残念ながらカラギナンが入っているのです。。(ナシ版を激しく希望!)
豆乳では、豆乳好きの中でもはや鉄板化している「マルサン ひとつ上の豆乳」は大豆のみの原材料で、成分無調整でも飲みやすくおすすめ。
9. キシリデント(歯磨き粉)
食品ではありませんが、口にするものとして歯磨き粉もこだわる必要があると思います。
主にサッカリンナトリウムという歯磨き粉固有の甘味料と合成着色料が含まれる歯磨き粉が多いのですが、キシリデントには含まれていません。市販の商品でこれらが含まれていないのは意外と見つかりませんよ。
歯磨き粉は特に価格に比例する傾向があり、高価なものほど添加物が少ない印象です。(ここでは書いていませんが、シャンプーなども同様と思います。)
10. プロテイン
最後はコンビニで売っているものではありませんが、アスリートや健康志向の人にとって欠かせないプロテインについて。
チョコレート風味やストロベリー風、ピーチ風などのフレイバータイプのプロテインは、かなりの高確率でアスパルテームやアセスルファムカリウムが使用されています。 が、このプロテインは甘味料が含まれていません!(案外、貴重で探すのが大変だったりします。。)
ホエイプロテインなので、筋肉をつけたい人向けです。(大豆は吸収が遅いのです)水や牛乳で溶くと確かに摂取しづらいですが、スポーツドリンクなどと共に飲むと飲みやすいですよ。運動をされる方はぜひこちらを!
以上10選。いかがでしょうか。
なお今回、改めてコンビニやスーパー等を周り調査した中で、残念ながらノンアルコールビールに関しては甘味料が含まれていない商品はありませんでした、、(飲料メーカーさん開発お願いします!)
自然の素材で作られているものは、なんといってもやはり美味しい!
コンビニで手軽に買うことのできる、美味しくて健康な食べものが今後ともたくさん出てきて欲しいですね。
ぜひ今一度、ご自身やご家族が口にしているものを見直してみてください。
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