突然だが、昔、魔法使いや超能力者に憧れた人は多いのではないだろうか。この手のタイプの「中二病」を患った人は少なからずいるはず。左手が疼き、第三の目「邪気眼」を手に入れる。人が本来持つはずない能力に憧れるのだ。
私も今年で30歳なので、中二病とは認めたくないが、魔法使いや能力者に憧れている。左手は疼かなくていし、邪気眼もいらないけれど、モノを光らせたいり、出現させたりしたいのだ。
スカートめくりの魔法、チンカラホイ(∩^o^)⊃━☆゚.*・。 http://t.co/T4O0OmLATi
— 桃仔@魔法プリン【セ】ス (@mmk0314) 2015年6月16日
ドラえもんの映画「魔界大冒険」で、のび太が唯一使えた魔法が「チンカラホイ」だった。これはスカートがめくれるという魔法。この程度でいいので魔法が使いたい。そう思い考えてみたら、実は簡単にできることに気がついた。
まずはその辺の木の枝を拾い、
布を買って、
魔法使いになる!
チンカラホイは後にして、まずは「ドゥレイン」という召喚魔法を使いたいと思う。まずは雰囲気を出すために、魔法使いっぽい衣装を買った。そして、杖も必要だろうと、その辺で木の枝を拾ったのだ。これで準備万端。
いかがだろうか? 私の魔法で電車を召喚した。これが「ドゥレイン」である。私はアメリカの田舎育ちなので、訛りが強く、トレインが「ドゥレイン」になってしまった。ただそっちの方がファイナルファンタジーの魔法っぽいので採用した。
本当はこのような感じで撮影している。都電が来るタイミングで杖を振るだけ。分かりきっていると思うが魔法でもなんでもない。暇な人の遊びである。ちなみにこれの応用で「カーズ」という召喚魔法もある。
電車を召喚するのが「ドゥレイン」で、自動車を召喚するのが「カーズ」。これもタイミングよく杖を振るだけ。
ちなみにタイミングがなかなか合わずに、30分ほど粘っている。この忍耐力こそが魔法かもしれない。
次は精霊を操り、モノを光らせようと思う。たとえば魔法使いは指をパチンと鳴らすと、火がついたりする。火を含め、精霊を操り、光を出現させるのは憧れだ。もちろんこれも簡単にできてしまう。
コーンよ、光れ!
光った!
街中でよく見かけるコーンだけれど、これを光らせることもできる。なぜなら私は魔法使いだからだ。
地面に埋まっている照明の上に、
三角コーンを置くと光る!
もちろん魔法使いではない。簡単すぎる種があるのだ。本当の私は無職である。無職で30歳。何かの魔法にかかっているのかもしれない。
スターウォーズのライトセーバーのように手のひらの上に光の棒を出現させることもできる。それはなぜか、私が能力者であるからだ。フォースを使っているのだ。
本当は地面にそういう照明があるから。
もちろん能力者ではない。なんのフォースも持ち合わせてない。というか何にも持ち合わせてない。持ち合わせすら少ないのだ。でも、写真では能力者のように写る。
次はペットボトルで光の精霊を捕まえてみようと思う。あまり知られていないけれど、光の精霊はペットボトルに集まってくる習性があるのだ。
光っていないペットボトルに光が集まり輝き出す。こんなことができるのはなぜか。私が一流の魔法使いだからであり、光の精霊と友だちだからである。
本当は照明の上に、
ペットボトルを置いただけ!
もちろん私は一流ではないし、友だちもほぼいない。これも街中の光を使ったトリックなのだ。照明の上にペットボトルを置くと反射してなのか、異常に光る。ただそれだけのこと。私はただの無職なのだ。
最後に「チンカラホイ」をやってみようと思う。先述の通り、映画のドラえもんで、のび太が唯一使えた魔法である。その呪文を使うとスカートがめくれるのだ。男なら一度は憧れる魔法だ。
女性が周りにいなかったので、自分に「チンカラホイ」と呪文を唱えた。そのとたんに私の下半身があらわになった。
自分で、
めくっているだけ。
もちろん私は魔法使いではない。そのため下半身があらわになっても別に恥ずかしくない。むしろ爽快感すら感じる。そして、スカートがめくれるトリックもいままで散々街中のものを使ってきたのに、ここでは手である。
結局は人力って素晴らしいね、という話である。中二病を患うみなさまにおかれましても、一刻も早く、その病気が治ることを祈っております。人力が一番です。邪気眼も何にもないのです。みんな普通です。そんな病気が治る呪文を!
チンカラホイ!