昔話をひとつ。
今から5〜6年前だったと思うけど、
今よりガボールの生前作品にお金を使っていた頃があります。
丁度このブログを開始した頃かもしれません。
毎月クレジットカードの利用限度額をギリギリまで使い切るくらいで
それはもう今となっては考えられないくらいの金額でした。
当時は誰よりも高く生前アイテムを買っていたので
集まるわ集まるわで、生前当時買えなかったアイテムを含め目一杯散財しましたね。
ガボールに関しては悔いが残らないくらい。

またモノが今よりもあったのでお金を使えば欲しい物は一通りそろったという感じでした。
で、不思議なことにお金を使っていると
どこからともなくアイテムを買わないか?という話が
国内や海外から来るわけなのです。
そんな中で、出てきたのがガボールナギー氏がはいていたブーツとやらです。

なんてことないフツーのエンジニアブーツですが、
1950年にジェームスディーンが履いていた物をガボール氏が買い取り、
自前にカスタマイズを加えた作品とのこと。

注目すべきはベルトストラップの部分で
アックスモチーフを中心にすえ左右にハッピースカルピンズを並べています。
全体の雰囲気といいシルバーのくすみ具合といい渋いですね。

逆に言うと、このシルバーカスタム以外は
これといって注目すべき点がないのですが・・・

センターのアックスはオーバルタイプではなくこれはこれでカッコイイですね。

過去雑誌などで見るガボール氏がはいていたブーツには
スカルプテッドオーバルやクロスオーバルなどが採用されています。

相当古いブーツのようで、
着用には不向きかもしれません。
革なので経年により劣化しますが、
メンテナンスをすれば履けない事もないかなと思います。
一番いいのは展示品などでしょうかね。
サイズは8 1/2くらいだったかな。

金額は当時の金額で100万円くらいでした。
それなりに価値のあるものですが、
今はもっと安いと思います。
このブーツを個人で購入しても使い道がなかったため、
結局見送ることになりました。

冷静に考えて中古ブーツとピンズの金額が100万円はないなと思ったのもあります。
あと靴と下着に関しては中古品は受け入れがたいというのがありましてね。
古着屋などでもスニーカーなどが中古で売られていますが、
人が履いた靴を自分が履くという感覚がどうしても受け入れられなかったのです・・・
革ジャンなどは古着でも着れるのですが、
靴だけはどうも・・・
変な潔癖症なのでしょう。

ガボール氏が愛用していたという物はナイフとか、オーバーオールとか、
比較的多く目にしてきましたが、世の中にはまだまだ色々と出回っている物があると思います。
昔はそれでこそ情報も少なかったですし、
ガボール氏が愛用していた物に人一倍注目していた頃もありました。
最近は、ある程度冷静にモノを見ることが出来ているため、
ガボール愛用品や未発表作品なども微笑ましく見ていますが、
火の出るような猛烈な欲求というのは昔より影を潜めています。
手元にもいくつかそれっぽいものがありますが、
手にしてみると特になんていう事はないチョット変わった作品だけです。
ガボールに関しては色々な楽しみ方があるので、
ガボールナギー氏が所有していた作品やレアな生前作品を手にして優越感に浸る事を否定はしません。
人に見せびらかすのも多いに結構。
ただ、そういう時期を経てみるとガボールの作品へ見方が少しずつ変化してきます。
ガボールの楽しみ方が色々と分かってきますよ。