勤務中にバイクで転倒し、自転車の女性と接触事故を起こしたのに届け出なかったとして、徳島県警が自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(事故不申告)の疑いで、20代の女性巡査を書類送検したことが7日、県警への取材で分かった。6日付。
送検容疑は5月中旬の午前2時ごろ、徳島市内の市道で公用バイクを運転中に転倒。横滑りしたバイクが、自転車で近くを走行中の60代女性の右足に当たり、軽傷を負わせたのに事故を届け出なかった疑い。
県警監察課によると、巡査は「上司に叱られるのが怖かった」と話している。被害女性は当時「大丈夫です」と立ち去ったが、翌日、交番に「足が痛い」と届け出たことから発覚した。監察課は「警察官が法令に違反するのは誠に遺憾。再発防止に向けて指導を徹底したい」としている。(共同)