アップルの音楽配信サービス「Apple Music」がサービスインしてはや1週間。以前から音楽配信サービスをいろいろ試していた著者はドハマりし、今ではApple Musicなしの生活が考えられないほどになりました。「Apple Musicサイコーッ!!」と叫びながら川辺を走りたい気分です。
そのまま鼻息荒いテンションで、iPhoneユーザーである弟に「Apple Musicどう!?」と聞いたところ、「iOS 8.4にしたけど全然使ってない」と予想外の答え。姉弟にもかかわらずまったく意見が合わなかったので、どうしてApple Musicの印象がここまで違うのか話してみました。
まずそれぞれの音楽鑑賞スタイルについて整理してみます。
姉(筆者)28歳
弟 22歳
筆者はお気に入りのアーティストはいますが、音楽との出会いも大事にしたい雑食タイプ。弟は特定のアーティストのお気に入りの曲だけを繰り返し聴くタイプ。このように真逆の音楽鑑賞スタイルでした。
そのため、Apple Musicについてはまったく正反対の意見でした。
姉 「興味はあったけど買うまではいかなかった、あの洋楽アーティストも懐かしのあの曲も聴き放題! 音楽エキスパートによるプレイリストもラジオもセンスよくて最高! ストレージを圧迫する心配もない! これだけ毎日楽しめてたった月980円! 安い!!」
弟 「そもそも毎月980円も音楽にお金をかけていないから、Apple Musicは割高感がある。月500円以下なら考えるかも……」
そこで月500円のプランがある「LINE ミュージック」を勧めたところ、「一度ダウンロードしたけど、好きなアーティストの曲がそれぞれ1曲ずつくらいしかなかったからすぐ消した」とのこと。彼のようなタイプは、iTunes Store並に曲数が充実しないと、価値を見いだせないのかもしれません。
反対に筆者のようなタイプは、好きなアーティストの曲がなくても全然OKで(聴きたかったらCDなりiTunesなりで買う)、新たな音楽との出会いに楽しみを求めます。
アップルもそれを見越したうえで、音楽エキスパートによるキュレーション機能などのレコメンドサービスをとことん徹底。それをアピールポイントとして前面に押し出しました。「隠れた名曲」「良質な音楽」といったを文言聞いて、フゥーッ!! とテンションが上がる人は、完全にドハマりすることでしょう。
とはいいつつ状況は変わっていきます。筆者も中高生時代は弟と同じタイプでしたが、NapsterやYouTubeをきっかけに音楽と出会う楽しさに気づき雑食派に変化したので、食わず嫌いは少しもったいないかも。配信曲も今後増えていくでしょうし。
Apple Musicに対するSNSの反応が両極端で、手を出そうか迷っている人は、自分がどんな音楽鑑賞スタイルか当てはめてみてはいかがでしょうか。
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