YAMHA(ヤマハ)社が同社の往年の銘器のトリビュート・モデル、ハイグレード・コンパクトなシンセ&キーボード「reface」シリーズ4機種を発表いたしました。
オモチャではありませんハイグレードなホンモノです!
「reface」シリーズは「ハイグレード・コンパクト」をコンセプトに、プロフェッショナル・ハイグレード音源とこのシリーズのために新たに開発したコンパクトな鍵盤『HQ Mini』を搭載したシンセサイザー、キーボードです。
電池駆動、37ミニ鍵盤、USB、MIDI端子(mini DIN)搭載のモバイル・ミニキーボード。
DXシリーズで有名な「FM音源」の『reface DX』、アナログシンセサイザーを素子レベルまでモデリングした「AN音源」の『reface CS』、エレクトリックピアノ専用の音源「SCM音源」の『reface CP』、そしてオルガン専用に設計された「Organ Flutes音源」の『reface YC』の4機種がラインナップされています。
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「reface」シリーズの特徴
出音にこだわったプロフェッショナル・ハイグレード音源
『reface』シリーズは、DX、CS、CP、YCと歴代のヤマハシンセサイザー、ステージピアノのシリーズ名を冠し、それぞれ特色ある音源を備えるシンセサイザー、キーボードです。
レコーディングユース、ステージユースにも対応できるよう、プロフェッショナルシンセサイザーと同等の出力回路を搭載し、プロフェッショナルモデルとして出音がチューニングされています。
reface DX / FM音源シンセサイザー
世界的な大ヒットシンセサイザー「DX7」に代表されるFM音源を搭載したシンセサイザーです。各オペレーターがフィードバックを持つなど、進化したFM音源を搭載し、これまでのFM音源より音作りの幅が大きく広がりました。4本のタッチ式データーエントリーセクションをタッチ、フリック操作することで感覚的に音色エディットが可能。さらに2系統のエフェクター、ルーパー機能まで搭載した、まさに現代のDXと言えるシンセサイザーです。
ルーパー画面
アルゴリズム・・・懐かしいですね
昨今は当たり前ですが、DXにエフェクターがついてます!感慨深いですね・・・
データーエントリーがオペレーターごと設定可能なので、飛躍的にイージーオペレーション可能となっている模様。
エンベロープ
なお今回の4機種中、プリセットメモリーがあるのはこの reface DXのみ(32音色)!
このデモの方はテンション高いですね。プレイも素晴らしいです。
reface CS / AWM音源シンセサイザー
アナログシンセサイザーをモデリングしたAN音源(アナログフィジカルモデリング音源)を搭載。マルチソー、パルス、オシレーターシンク、リングモジュレーション、フリーケンシーモジュレーションの5タイプのプリセットを選ぶことで、アナログシンセサイザー特有の音色変化を手軽に再現できる独自のオシレーターを搭載。この他にLFO、AEG、FEG、エフェクター、ルーパー機能を搭載し、シンプルな操作で多彩な音作りが可能です。
LOOPER
オシレーター・セクション:MODで強力なデチューン効果を生み出すことができます。
オクターブ切り替えはボタンではなくスライド式のスイッチ。
「いきなり2オクターブ跳躍」といったプレイが可能です。
reface CP / エレクトリック・ピアノ
エレクトリックピアノ専用のSCM音源を搭載。CP70をはじめ60~70年代の特徴的なエレクトリックピアノ、エレクトリックキーボードの音色をリアルに再現します。トレモロやコーラス、フェイザーなどエレクトリックピアノサウンドに不可欠なエフェクターも搭載。その種類はピアノタイプに合わせて最適な組み合わせが選択され、シンプルな操作で当時の音の雰囲気を再現し楽しむことができます。
内蔵サウンドは、Rhodes I、Rhodes II、Wurlitzer、Clavinet、Toy Piano、CP(CP70)と推定されます。Toy Pianoって需要あるんですね・・・
reface YC / コンボオルガン
オルガン専用のOrgan Flutes音源を搭載。トーンホイールの電気オルガンから、トランジスタのコンボオルガンまで5種類の音色タイプから選択し演奏します。ドローバーでの加算合成による音色作りに加え、ビブラート、コーラス、パーカッションといったオルガン特有の音作りが可能で、さらにロータリースピーカー、ディストーション、リバーブとオルガンサウンドに不可欠なエフェクターも搭載しています。
音色タイプ:Hammond、VOX、Farfisa、ACE TONE、YAMAHAと推測されます。
9本のドローバー(FOOTAGE)、パーカッション、エフェクトコントローラー部
「弾いていて飽きない鍵盤」を目指し、新たに開発したコンパクト鍵盤『HQ Mini』
『reface』シリーズのハイグレードな音源を最大限に生かせるコンパクト鍵盤『HQ Mini』を開発しました。『HQ mini』はフラッグシップシンセサイザー「MOTIF XFシリーズ」に搭載されたFSX鍵盤のフィーリングを継承し、音の細やかな強弱をタッチで表現できる鍵盤です。またこの鍵盤は、鍵盤の根元でも演奏できる構造のため、コンパクトなサイズながら優れた演奏性を実現しています。
外装やノブ、スライダーなどハイグレードな質感
『reface』シリーズ4モデルは「ハイグレード・コンパクト」というコンセプトに沿って、それぞれのオリジナルのデザインをモチーフに新たにデザインしたものです。ボディー表面の仕上げ、ノブを回す際の操作感、スライダーの重みなど外装から操作子、そして操作感に至るまで「質感」に関わる部分をブラッシュアップするため、数多くの試作機を作り、評価会でのヒアリングを重ね、そこで得た意見を反映させることで、コンパクトながら存在感のある質感に仕上げました。
内蔵スピーカーと電池駆動対応により「いつでもどこでも」を実現
『reface』シリーズは4モデルとも、2W×2のスピーカーを内蔵しておりヘッドフォンやモニタースピーカーがなくても演奏を楽しめます。鍵盤左右のスペースにバスレフを埋め込むことで、コンパクトなサイズながら豊かな低音感を実現しました。また、電池駆動にも対応しているため場所を選ばずに演奏を楽しめます。
Web MIDI対応
refaceシリーズはWeb MIDI対応となっておりGoogle Chrome経由で音色ライブラリーのやり取りが行えます。
オプション予定
オプションでキーター(ショルダーキーボード)アダプターも発売を検討中とのこと。
ピッチベンドの極性は反転可能
持ち運びもラクラク
自分もいつか浜辺で作曲したいと思います・・・
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項目 | 内容 | ||||
reface CS | reface DX | reface CP | reface YC | ||
鍵盤 | 鍵盤数 | 37 鍵 | |||
鍵盤種 | HQ Mini | ||||
イニシャルタッチ | ○ | ||||
音源 | 音源方式 | AN 音源 (Analog Physical Modeling) |
FM 音源 | SCM 音源+ AWM2 |
AWM 音源 (Organ Flutes) |
最大同時発音数 | 8 | 8 | 128 | 128 | |
音色 | タイプ数 | 5 | 12 (アルゴリズム) |
6 | 5 |
ボイス数 | – | 32 | – | – | |
エフェクト | ディスト―ション、コーラス/フランジャー、フェイザー、ディレイ | ディスト―ション、タッチワウ、コーラス、フランジャー、フェイザー、ディレイ、リバーブ | ドライブ、トレモロ、ワウ、コーラ ス、フェイザー、デジタルディレイ、アナログタイプディレイ、リバーブ | ロータリー・スピーカー、 ディスト―ション、 リバーブ | |
フレーズルーパー | ○ | ○ | ‐ | ‐ | |
ディスプレイ | タイプ | ‐ | フルドット LCD (128×64 ドット) |
‐ | ‐ |
接続端子 | DC IN | DC IN(12V)端子 | |||
ヘッドフォン | PHONES(ステレオ標準フォーンジャック) | ||||
OUTPUT | OUTPUT L/MONO、R(標準フォーンジャック) | ||||
ペダル | FOOT CONTROLLER |
SUSTAIN | SUSTAIN | FOOT CONTROLLER |
|
AUX IN | AUX IN(ステレオミニジャック) | ||||
USB TO HOST | USB(TO HOST) | ||||
MIDI | MIDI(ミニ DIN IN/OUT) | ||||
アンプ/スピーカ ー | アンプ出力 | 2W×2 | |||
スピーカー | 3cm×2 | ||||
電源 | 電源アダプター | PA-130B(またはヤマハ推奨の同等品) | |||
電池 | 単3乾電池×6(別売) 充電式ニッケル水素電池対応 | ||||
消費電力 | 6W(電源アダプター PA-130B 使用時) | ||||
電池寿命 | 約5時間(アルカリ電池使用時) | ||||
オートパワーオフ | ○ | ||||
サイズ/質量 | 寸法 (幅×奥行×高さ) |
530(W)×175(D)×60(H)mm | |||
質量 (本体のみ) |
1.9kg | ||||
付属品 | 電源アダプター、MIDI 変換ケーブル、取扱説明書、保証書 |
※USBオーディオは非対応
ヤマハ社の往年の銘器の発売当時の価格(税抜)は下記のとおりです。
- CS-80・・¥1,280,000!
- DX7 ・・¥248,000
- CP70・・¥600,000
- YC10・・¥108,000
・・比較すること自体、まったく意味はありませんが・・・参考までに
refaceシリーズの価格は各¥45000(税別)!皆さんはどれを選びますか?え・・全部?
発売日
CS reface / DX reface
2015年9月1日予定
YC reface / CP reface
2015年11月2日予定
販売価格
ご予約受付開始いたしました!
reface DX (SREFACEDX)
(税抜)¥45,000 (税込 ¥48,600)JANコード:4957812585828
.
reface CS (SREFACECS)
(税抜)¥45,000 (税込 ¥48,600)JANコード:4957812585583
.
reface CP (SREFACECP)
(税抜)¥45,000 (税込 ¥48,600)JANコード:4957812585668
.
reface YC (SREFACEYC)
(税抜)¥45,000 (税込 ¥48,600)JANコード:4957812585743
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