【ロンドン小倉孝保】中世イングランドで王権の規制を定めた「マグナカルタ（大憲章）」が制定されてから、１５日で８００年になった。マグナカルタ成立の地である英サリー州ラニーミードで同日、式典が開かれ、エリザベス女王ら王室メンバーも出席した。

　マグナカルタは、王であっても「法律の下」にあることなどを定めた文書で、貴族たちが当時のジョン・イングランド国王（在位１１９９〜１２１６年）に認めさせた。英国の立憲政治の原点であり、その後の世界の民主主義発展にも役割を果たした。この日の式典には、エリザベス女王、キャメロン首相らが出席した。