きしめんや味噌煮込みうどん、あんかけスパゲッティに台湾ラーメン、スガキヤラーメンなどなど名古屋には独特の麺料理がたくさんある。
しかし、あまり知られていない麺文化がまだあった。それが、“うちゅう”だ。
しかし、あまり知られていない麺文化がまだあった。それが、“うちゅう”だ。
尾張由晃(おわりよしあき)
1983年三重県生まれ、大阪在住の司法書士。
手土産を持参する際は消費期限当日の赤福で受け取る側に過度のプレッシャーを与える。> 個人サイト owariyoshiaki.com
なんか気になる店がある
昭和の佇まいを見せる店
お昼時に物凄く混雑しているお店があった。長命うどん…?聞いたことがないけれど、他の所でも見たことがある。チェーン店か。
気になったけれど入りはせずに家に帰ってネットで調べた。下調べする派というのもあるが店構えにビビったのである。こういう所すんなり入れる孤独のグルメの人すごい。
気になったけれど入りはせずに家に帰ってネットで調べた。下調べする派というのもあるが店構えにビビったのである。こういう所すんなり入れる孤独のグルメの人すごい。
通な食べ方…!?(長命うどんホームページより)
ホームページを見てみると、普通のうどん屋さんっぽい。が、「通な食べ方」っていうページに、うどんとラーメン一緒に食うと美味いぞ。うどんと中華麺で「うちゅう」だ!みたいなことが書いてある。
なに、これ…。あの混雑の原因はこれか…?気になったので行ってみることにした。
なに、これ…。あの混雑の原因はこれか…?気になったので行ってみることにした。
ホントにあるのか
マジで孤独のグルメみたいな内装。
入ってみても昔ながらの庶民的なお店という雰囲気。お客さんが来るごとに「~さんおひさしぶり」とか「~のお兄ちゃんどうも~」とか言っていて、こんな「イメージ通りの昭和」的なことがあるのかと感心する。
どうも、初めてのお客様です。
無いな。うちゅう(うどんと中華麺)とか書いてない。
そんななか、メニューを見るもうどんとラーメンを一緒に食べられるよ!みたいな記載はない。通な食べ方、って記載されていたので常連さんにならないと頼めないとかそういうやつか。
意を決して「スミマセン、うっうどんとラーメン一緒に入ったやつとか出来ますか…?」というと「ハイッ、出来ますよ~」とあっさり通った。やっぱり出来るのか!
意を決して「スミマセン、うっうどんとラーメン一緒に入ったやつとか出来ますか…?」というと「ハイッ、出来ますよ~」とあっさり通った。やっぱり出来るのか!
うどんとラーメンを一緒に食べた味がする
ちゃんと注文できて良かった。と、ホッとしていたらその瞬間にお待たせしました~って来た。超早い。待ってない。
うちゅうコロ大かき揚げ(うどんと中華麺冷たい出汁大盛りでかき揚げトッピング。という意味)
あっ、ホントにうどんとラーメンが入ってる。という見たままの感想しか抱けない見た目。ちなみに「コロ」というのも名古屋独特のものだけれど、冷たい麺つゆのぶっかけうどんと思ってだいたい間違いない。
うどんピカピカで美味しそうじゃないですか。
恐る恐る食べてみると美味い。うどんは滑らかでモチっとした芯もあり食べごたえ充分。冷たく締められた中華麺はシャキシャキとした歯ごたえで食感のコントラストが効いている。
そして、不思議なのが食べる麺によって出汁の印象が変わること。カツオ節がしっかり効いているのは同じなんだけどうどんと食べると甘みが感じられ、中華麺だとさっぱりとして和風冷やし中華といった感じ。
そして、不思議なのが食べる麺によって出汁の印象が変わること。カツオ節がしっかり効いているのは同じなんだけどうどんと食べると甘みが感じられ、中華麺だとさっぱりとして和風冷やし中華といった感じ。
一緒に食べると迷路に入り込む
奇をてらったおもしろメニューかと思っていたが、実際に食べると二種類あることによって全然飽きないし嬉しいし楽しくて満足感がすごい。
なかなか面白いものがあるんだなぁと思っていたら実はこんなもんじゃなかったのだった。
なかなか面白いものがあるんだなぁと思っていたら実はこんなもんじゃなかったのだった。
何でもありかよ。
なんでもありなんですわ。