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【日々是世界】
日韓国交正常化50年 韓国各紙に変化の兆し 「感情ではなく理性を」「課題克服に知恵と勇気を」「交流と疎通の強化を」
また朝鮮日報は24日、鄭在貞(チョン・ジェジョン)ソウル市立大学教授の「国交50年で対等な関係になった韓国と日本」と題する寄稿を掲載。「今後50年の韓日関係はどのように変わるだろうか。韓国と日本はこれまで以上に互いに影響を及ぼし合いながら、国としてさらに同質化し発展を続けていくだろう。また東アジアだけでなく、世界を平和と繁栄へと共に導く同伴者となり、世界史において非常に珍しい双子の国として発展していくのは間違いない」と展望した。
さらに両国の2500年にわたる相互交流の歴史を取り上げ、「両国の指導者と国民が韓日関係の本質的な進化について確かな信念とビジョンを持ち、当面の課題を克服するための知恵と勇気を発揮するよう望んでやまない」と記した。
「1998年の気持ちで」
中央日報は23日、「今こそ韓日首脳会談を慎重に論じるときだ」と題する社説で、両首脳がそれぞれ記念式典に参加したことに触れながら「両国関係は李(イ)明(ミョン)博(バク)大統領の2013年の独島(日本名:竹島)訪問から悪化の一途を辿(たど)った。このような時点でこちこちに凍り付いた両国関係が雪解けムードに入ったのは幸いだ」とした。
また「友人は選べるが隣人は選べない。どちらか一方が地球上から消滅しない限り両国は共に生きなければならない。ゆえに今年を新たな両国関係の元年にしなければならない」と主張した。