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ニホンライチョウのヒナ 順調に成育
7月8日 18時17分

ニホンライチョウのヒナ 順調に成育
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国の特別天然記念物「ニホンライチョウ」の人工飼育による「ふ化」に成功し,先月、5羽のヒナが誕生した上野動物園では8日、専門家を招きヒナの状況を確認したところ、順調に成育していることが確認されました。
上野動物園は、近い将来、野生での絶滅の危険性が高いと指摘されている国の特別天然記念物「ニホンライチョウ」の人工飼育に初めて取り組み、先月28日までに5羽のヒナが誕生しています。
上野動物園としては初めての飼育となることから、8日はおよそ30年の経験がある長野県の大町山岳博物館の宮野典夫指導員を招いて、成育状況の確認と今後の飼育方法などを検討しました。
ヒナの様子や体重などをチェックしたところ、これまでの成育状況は順調だと確認されましたが、宮野さんはニホンライチョウのヒナは体温を調節する機能が弱く、体調を崩しやすいなどの飼育上の注意点をアドバイスしていました。
上野動物園では、しばらくの間、ヒナを専用のケースに入れ、温度や衛生管理を徹底することにしていて、指導した宮野さんは、「今後も、体調をしっかり管理してもらい、無事に成長するよう支援を続けていきたい」と話していました。

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