中国株：下げ止まらず、投資家の信頼戻らず－香港株も大幅安

2015/07/08 18:48 JST

　　（ブルームバーグ）：８日の中国株式市場 で上海総合指数は続落し、約３カ月ぶりの安値となった。当局は相場下支え策を矢継ぎ早に打ち出しているが、信用取引の記録的なペースでの縮小が続くとの投資家の懸念を和らげることができないでいる。

上海総合指数 は前日比5.9％安の3507.19。ＣＳＩ300指数は6.8％安で引けた。

ＲＳインベストメント・マネジメントの運用担当者、トニー・チュー氏（香港在勤）は「まさにパニックが広がっている。落ちてくるナイフをつかむことを私は勧めない」と話した。

上海証券取引所の信用買い残は７日に983億元（約１兆9300億円）減り、12営業日連続の減少となった。

ラボバンク・グループの金融市場調査責任者、マイケル・エブリー氏（香港在勤）は「強欲と恐怖」が相場を動かしたとの認識を示し、上海総合指数は「2500に向かっている」と予想した。

香港市場ではハンセン指数 が5.8％安の23516.56と、2008年11月以来の大幅安で終えた。ハンセン中国企業株（Ｈ株）指数は6.1％下げた。

原題：China Stocks Plunge as State Support Fails to Revive Confidence（抜粋）原題：Hong Kong’s Hang Seng Index Plunges Most Since Financial Crisis（抜粋）

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更新日時: 2015/07/08 18:48 JST