北陸新幹線談合:7社に課徴金納付命令へ 総額10億円
毎日新聞 2015年07月06日 19時46分
北陸新幹線の融雪設備工事を巡る談合事件で、公正取引委員会は6日、独占禁止法違反(不当な取引制限)で有罪が確定した東証1部上場の高砂熱学工業(東京都新宿区)など7社に、総額約10億円の課徴金納付命令を出す方針を固め、各社に処分案を通知した。
今回の審査から新たな意見聴取手続きが導入され、業者側は証拠を閲覧・コピーしたうえで、処分案に対する意見を述べることが可能になった。公取委はこの手続きを進め、正式な処分を決める。
命令を受けるのは、高砂熱学工業のほか、ダイダン(大阪市)▽大気社(東京都新宿区)▽朝日工業社(同港区)▽東洋熱工業(同中央区)▽三建設備工業(同)▽三晃空調(大阪市)の計7社。同じく有罪判決を受けた新日本空調(東京都中央区)は工事を受注しておらず対象から外れたとみられる。また公取委は11社に対し、再発防止を求める排除措置命令を出す方針。
関係者によると、各社は2011〜12年、独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」が発注した北陸新幹線(長野−金沢間)の融雪設備工事の入札8件(落札総額約174億円)で、受注順や入札価格を決める受注調整をした。
各社は「処分案の内容を確認したうえで対応を検討したい」などとコメントした。【武内亮】