日本惑星協会:4年ぶり再始動へ 若手研究者が協力

毎日新聞 2015年07月08日 15時00分(最終更新 07月08日 18時33分)

21日に開設される新生「日本惑星協会」のホームページ。トップページには米惑星協会を設立した天文学者カール・セーガン氏の笑顔の写真が掲載される=井本昭さん提供
21日に開設される新生「日本惑星協会」のホームページ。トップページには米惑星協会を設立した天文学者カール・セーガン氏の笑顔の写真が掲載される=井本昭さん提供

 太陽系探査などの話題を分かりやすく提供し、宇宙開発を支援してきた市民団体「日本惑星協会」が21日、4年ぶりに活動を再開する。メンバーの高齢化などで活動を停止していたが、若手研究者らが運営に協力する。井本昭事務長は「小惑星探査機はやぶさ2や、14日に冥王星に接近する米探査機の活躍などを題材に、宇宙開発への理解を広げる活動を進めたい」と話す。

 惑星協会は米国の天文学者、カール・セーガン博士(1996年死去)らが80年に米国で設立。親日派のセーガン博士が「日本にも協会を」と話していたことから、日本惑星協会が99年に発足した。一時メールマガジン読者が約1万人にまでなったが、2011年7月20日に解散した。

 再出発は「解散の翌日」の日付を選んだ。はやぶさ2のほか探査機あかつきの金星周回軌道への投入、月や火星の衛星への探査計画など、国内外で宇宙探査の話題が相次いでいる。これを受け、惑星探査に関心を持つ若手研究者や宇宙航空研究開発機構(JAXA)、日本惑星科学会の関係者が協力し、復活が決まった。

 新生「日本惑星協会」の会長には、科学雑誌「ニュートン」の水谷仁編集長が就く。協会事務局の井本昭事務長は「宇宙への関心が高まるとともに、市民も宇宙探査に参加できる場が求められていると感じていた。情報提供にとどまらず、宇宙機関への提言にも取り組みたい」と話す。同協会ホームページはhttp://planetary.jp/(21日公開予定)。【永山悦子】

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