三村申吾知事は7日の定例記者会見で、原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分地選定に関し「本県は完全に除外されている」との見解を示し、国が10日に青森市で開く自治体向け説明会について「国が前面に立って情報発信する姿勢を示しており、しっかり進めてほしい」と述べた。 経済産業省資源エネルギー庁は、5月に閣議決定された処分地選定の新たな基本方針、具体的な選定手順などについて、都道府県ごとに自治体向け説明会を開催。本県では10日に青森市で開かれる。 県は六ケ所村に一時保管されている高レベル放射性廃棄物について「本県を最終処分地にしない」との確約を国に取り付けており、三村知事は本県での説明会開催について「国からの情報提供の場」との認識を示した。 国が処分地選定の中で提示する「科学的有望地」に本県が含まれる可能性については「その前段階として、国が最終処分地にしないと明白、明確に表明しており、確約は守られている」と強調した。 |